概要
「異能いりませんかぁ!」 今日も異能は売れません。
全人類が異能を所持する世界では、きっと異能はタブーである。
第四回こむら川小説大賞応募作品です
第四回こむら川小説大賞応募作品です
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!田舎の異能少年の友情と恋
ありふれているが故に忌避される「異能」の存在する世界で、その異能を人に売ることを生業とする少女の物語。
より正確には、その少女と関わることになる少年のお話です。
本作単体でのドラマ部分を担うのは少年の方で、異能売りの少女はその彼に関わり変化をもたらす、いわば狂言回し的な存在。もしこの作品が連作であった場合、シリーズそのものの主人公に当たるのが彼女、みたいなイメージになると思います。
まさにその配役の示す通り、そのまま一話完結の連作になりそうな雰囲気が魅力です。
異能を売る、すなわち人になんらかの力を授けることができる、という、無限に応用の効きそうな設定。加えて、それが世間一般に…続きを読む