朝餉の湯気、庵の香り

描写は無い。
そもそも和尚の語りというテイストなのだから当然だ。

しかし、行間から立ち上る空気(雰囲気)が、和尚と女性が居る場所の空気を感じさせる。空気は匂いを、匂いは空間を、空間は音を想像させる。

描写は無い。
しかし、匂い立つ空気がある。

こんな表現もあるのか。
勉強になった。