仲間に闇討ちされて恋人もNTRれたけど、アーシャ王女がいるので幸せです
「アデル、そろそろ死んでくれないか?」
ヴェイユ王国で魔物討伐を行っていた大剣使いアデルはパーティーリーダー・オルテガからそう言われ、裏切りの果てに闇討ちをされる。 理由は、オルテガが同じパーティーの回復術師フィーナに恋をしていて、そのフィーナがアデルと交際をしている事に我慢ならなかったからだ。
致死性の高い毒矢と刺傷の出血により、アデルは自らの死を覚悟した。しかし、たまたま儀式でその場に居合わせた〝ヴェイユの聖女〟ことアーシャ王女の懸命な治療によって、一命を取り留める。
仲間に裏切られ、その後恋人をオルテガに寝取られた事を知ったアデルは、絶望の淵に立って人生に迷う。その時、別れ際にしたアーシャ王女との"ある約束"を思い出し、再びヴェイユ王国の土を踏む事を決意するのだった。
そして、アデルはアーシャ王女の推薦で、ヴェイユ王国に仕える事になるのだが──?
「もし、アデルに居場所がなくなったなら……ヴェイユ王国が、いえ、私がアデルの居場所になります。だから、困ったら頼って下さいね?」
心に深い傷を持つ大剣使いアデルと、女神の如き美しさと優しさを持つアーシャ王女の二人を中心に描く、純愛ファンタジー戦記!
※小説家になろうでも掲載しています。