正に糸が解けていくこの感覚を読んで感じてほしい

マリオネットインテグレーターシリーズの最後の作品です。
こちらの作品は1、2、3それぞれでも非常に楽しめるお話の構成になっているのですが、私はこれは3まで読む意味が絶対にあるなと、読み終わって強く思いました。

主人公のカートの数奇な運命と、出自と体質による葛藤。
そんな彼を支え、色々な手段で力となり、助けてくれたり、時にはぶつかり合ったりする彼の周りのたくさんの人達。
3まで読んでいて、カート、ピア、フィーネ、アーノルド、ダグラス、ヘイグ、ヴィットリオやその他の登場人物一人ひとりの行動や存在に意味があり、話が進むごとにそれらが紡ぎ出す未来がちゃんと適したところにぴったりと嵌っていく。
まさに、糸が解けていくような感覚を味わいました。

ぜひ、その感覚を感じてみて欲しいと思います。

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