読んでみて、優しい気持ちになりました。物を大切にするだけでなく、そこにあるエピソード、想いをうまく文章にされていて、作者さんの世界に惹き込まれました。心地良い描写に癒やされます。ぜひ一読ください。
わく子さん、一人暮らしの時に使っていました。何だかティファールが好きになれなくて…懐かしく読みました。暮らしの一コマの雰囲気がしみじみと心を打つとても良いエッセイでした。
家電を地面に落とした話。書きようがすごく好きなんですよね……とても丁寧に書かれていて、主人公の動揺が伝わってきて、臨場感があって……。ほんの些細な日常の一ページなんですが、「わく子さんは灰崎さんのご家庭にとって大事な存在である」という前提があるために、文章の巧みさに説得力があって……。読んでいて、泣きそうになりました。すごく小説的な魅力のあるエッセイでした。やはり灰崎さんは凄い。
長く大事にしていきたい。