霊感があるとかないとか。そんなことは大きな問題じゃないよ

アマチュアのホラー作家、紫桃(しとう)は友人である神路祇(こおろぎ)からネタをもらい、小説を書いていた。神路祇は正真正銘の霊能力者であり、霊媒体質なのだ。だが、それでも紫桃は彼女をネタにホラー小説を書くことに悩む。

どこかおかしい神路祇に視点を当てつつも、その視点の主である紫桃もやはりおかしい。そんなおかしい二人の日常をどこか引いた目線で楽しめるコメディ作品。
ホラー小説を書きたい人も、読みたい人も、まずはこの作品から始めてみてはどうだろうか。どこか引いた目線で怪奇事件を見守れるようになるだろう。

え? それじゃダメなの? ふーん。じゃあ、まずは姿の見えない相手に腕を引っ張られてみてよ。

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