概要
沙の章/異世界ファンタジーであっても現実を離れては生きていけない宿命!
玉姫さまの岩舟に乗った沙(すな)は旅立ったようですけれど、姫に護られて永い永い眠りについた沙なのです。その幼い沙に何ひとつ具体的なことが分かっているワケもないでしょうし、温かい・柔らな姫の慈愛に包まれて平安のときを過ごしてきた間に、沙は只ただ素敵な夢を見ていたのでしょうか…、あるいは何にも思うことなく安らかに只ただ眠りつづけていたのでしょうか…。ともあれ必要なことは自然に思いだすでしょうし、毎日の暮らしのなかで突然目覚めて顕われることもあるでしょう。今は素直な順な性格のまゝに舟に収まって目覚めの時を待っているようです。
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