(記2021/3/11)

剣豪（けんごう）と評（ひょう）される人格者（じんかくしゃ）であっても最初から人格者の筈（はず）がなく、何らかの弾（はず）みで村を飛び出したヤンチャ坊主に違（ちが）いない。それにまだ剣豪になれていない者の予測（よそく）が当たるようでは大した目標・企画でもあるまい。その程度の小量（しょうりょう）の主人公(私)が脱皮（だっぴ）して大きく成長するために名工（めいこう）との出会（であ）いがほしい。ヤンチャ坊主の眼（まなこ）が初めから名工かそうでないか見分ける筈（はず）なく、工女（こうじょ）に懸命（けんめい）に対峙（たいじ）しようとするのみ。打たれ・焼かれ・泡（あわ）を吹かせられながら、どこまで腕（うで）を磨（みが）くことができるか？どこまで工女の器（うつわ）に近づくことが出来るか？好（い）い恰好（かっこう）している場合じゃない主人公なのです。

主人公...わたくしですが泡（あぶく）と申します。よろしくお願いいたします。旅立ってすぐに出会った工女「宝剣匠（ほうけんたくみ）さま」という設定（せってい）になります。すなわち橋本（はしもと）多佳子（たかこ）さまがお話のなかの匠（たくみ）さまです。ほかにも登場人物を想定（そうてい）しておりますが、その場その場でご紹介する運（はこ）びとなる計算をいたしております。

(下記アドレスは橋本多佳子さま画像です)

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あぶくは橋本多佳子さまの句（く）から幸せをいただいておりますから、作業が10年以上の長期にわたってもチットモ苦にならずに続けられているのだと思います。学びはじめと比較して最近は句の意味を深く理解できるようになった気がいたします。気が向かれましたら直（じか）にお手に取ってみられることをオススメいたします。拝。

<引用書籍＞

著者名　　（出版年）．タイトル　　　　　発行所

橋本多佳子（2018）．　橋本多佳子全句集　株式会社KADOKAWA