午前２時０分からの３分間

　そのことを短い文章の中で印象的に表現している掌編作品。

　自分は母はまだ健在ですが、ここ数年の間に祖父と父を相次いで亡くしました。
　今でもあの時もっといい対応ができたのではないか、なんでもっと二人に正面から向き合わなかったのか、などと考えてしまうことがあるので身につまされます。

　本当に、親を亡くした人はもう泣いてしまうんじゃないかというお話でした。
　僕はまだ小学生なので、親を亡くしたことはありません。
　でも、祖母を亡くしたことはあります。今年の一月でした。
　去年くらいから、思春期だったのかあまり祖母と話さなくなったりするようになってしまいました。決して仲が悪いわけじゃないんですけど、帰りの電車に送りに行かなかったり、手をつなぐのを拒否したり。
　その当時は誰でもそんなこと考えてません。最期なんて。

　でも、この小説を読んで、天国の祖母を傷つけたかもしれないことをとても悔やんでしまいました。ちょっとグズッと来ちゃって。
　片づけに大阪の祖母の家に行くと、なん…続きを読む