概要
心理学的に考えて、君はとても綺麗な透明だ。
親友の名木橋に紹介してもらって他の大学で社会心理学を教えていた「僕」。
その大学には「心理学共同研究室」があるのだが、そこでは窃盗事件が相次いでいた。
被害に遭うのは女の子ばかり。ふと目を離した隙に化粧品が盗まれるようだ。
とある女子学生から「研究室の幽霊を止めてくれませんか?」と依頼された「僕」。
試しに心理学共同研究室を訪れてみるのだが、本当に女の子の持ち物が盗まれて……?
※ 当サイトに載せられている文章の著作権は全て飯田太朗に属します。
その大学には「心理学共同研究室」があるのだが、そこでは窃盗事件が相次いでいた。
被害に遭うのは女の子ばかり。ふと目を離した隙に化粧品が盗まれるようだ。
とある女子学生から「研究室の幽霊を止めてくれませんか?」と依頼された「僕」。
試しに心理学共同研究室を訪れてみるのだが、本当に女の子の持ち物が盗まれて……?
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ミステリー、事件を紐解く心理学
筆者が書く「名木橋シリーズ」の短編のうちの一作品。シリーズ作品のひとつ”正史の悪魔”の主人公であった「僕」の、その後の出来事が綴られていますが、そちら未読でも楽しめます(読んでいるとなお楽しめる)。
授業風景から幕開けする物語に、探偵扱いされてしまう心理学者。
彼の中に巣くう悪魔がチラチラと顔を出しながらも、その心理学から得られるヒントと知見から、鮮やかにその問題に向き合います。
心理学をテーマにしているだけあって、「僕」を含め「依頼者の女の子」、そして「幽霊」さえも、その心理の流れと揺らぎが表現されており、読後に不思議な感覚を残します。
ミステリーを解決まで読み切ったという…続きを読む