概要
銀髪碧眼、眉目秀麗の用兵家趙武。彼の描く歴史絵巻開幕。
ムーア大陸のカナン平原に覇を唱える、大岑帝国。その大岑帝国の大将軍の一人になった銀髪碧眼の男、趙武。地方官吏の息子だった趙武が、成り上がりそして、武官としての最上位に。国の栄枯盛衰を眺めつつどうしていくのか。彼の下に集う優秀な仲間たち。
彼の描く絵は、国のためか、自分のためか、仲間のためか。
彼の描く絵は、国のためか、自分のためか、仲間のためか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!カナン平原に風が吹く。趙武という名の、カナンの歴史を動かす疾風が――
ここではない、どこかの――中華世界にも似た世界、そのムーア大陸のカナン平原という地で、ひとりの英雄が生を享(う)けた。
その英雄――趙武が、生まれた地の帝国の中で育まれ、やがてその才を伸ばして軍人となり、そしてカナン平原の諸国を巻き込んだ乱世の中を生き抜き、勢威を高め、カナンの歴史を動かす存在へと大きく飛翔する。
この作品は、その趙武の、少年期、青年期での人々との出会い、軍人として初陣を戦う中で、終生のライバルと出会い、争覇し、そしてその描いた「絵」を受け継いだ子孫の道行き――栄枯盛衰を描いた、大河ドラマとも言うべき作品です。
きちんとその「果て」を描いているところが、この作品に――画竜に…続きを読む