脳筋勇者に振り回される(・ω<)

からだすこやか茶

ヒーラーは勇者に

「…………はぁ、、またか。。」




何回目の溜息だろうか。



なんであいつは魔物の群れに突撃するのだろう?




過去にも何回も見てきた光景。


魔物がいれば突撃し


宝箱があればすぐ開ける。



良い意味で言えば迷いがない、素直で正直だと思う。

が、実勢の所はあいつは脳みそまで筋肉じゃないかと

冒険者仲間で言われてるレベルまでアホな子だ。


「ルース~はやく~いっくよ~」


…言わんこっちゃない、、俺を待つかと思いきやすでにその場にいない。

ちょっ待てやと!

しかも最悪な事に広間じゃないか。


「広い部屋にでる時は注意しろと言っただろうに。。」




こいつはとってもアホな子なので道が覚えられない。

広い部屋に出た場合、その先に分かれ道があった場合100%迷ってしまう。


過去にも似たようなダンジョンに潜ったとき先行しすぎて何度となく迷った。

猫に鈴をつけて迷子の時に発見しやすいように、あいつにも鈴をつけたほうがいいんじゃないか?

人の心配を差し置いてか大きい戦闘音だ。


「とりあえずいつも通り回復呪文(ヒール)の準備をしていかないと」


はぐれたらとりあえずの回復呪文(ヒール)、これ大事!


子供の頃から一緒にいたあいつは、目を離したら怪我をして帰ってくる。

骨折 打撲は日常で、凍傷 炎症 など多種多様な怪我。

おかげさまで、ヒールだけは人一倍うまくなりましたわ。。



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--



「大丈夫か!?とりあえずの回復呪文(ヒール)!」



「なによ、とりあえずの回復呪文(ヒール)って?

ルースは私がすぐ怪我すると思っているの?」


いや実際そうでしょ!


いつも怪我してますよ~


子供の頃からあなたの怪我を何度なく見てましたよ~


それに今も返り血だかあなたの血だか血まみれですよ!


見る人が見たら軽くホラ~ですよ~




「心配かけんなよ!

ここがまだゆる~~いダンジョンだから良いものの、

もっと危険な所だったらどうするのさ?」


いつもこうだ。


俺も怒りぽくはなったものの、ちゃんと締めるとこは締めとかないとないと

すぐこいつは忘れる。


実際に怪我をしてからでは遅いからだ。

まーこうやって言っても、あまり効果はないんだが、、、



「あのね、ルース、、」

「ん、少しは反省したか?」



「ごめん~ねっ☆(・ω<)」




反転してからウインクする、謝る彼女は可愛かった。




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可愛いければ謝れば許される (`・ω・´)キリッ.

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