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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 一句一句、響き刻まれるような言の葉。ありがとうございます。
    ちらし寿司、苦手なんですが(子供の頃、誕生日にはいつも母が作ってくれたもので。でも苦手とは言えず、だから繰り返されて。悶々としていたものですが)、なんだか久しぶりに食べたくなりました。いくらはいくら、鮭は鮭で食べたいのは相変わらずですが、創作者の伊吹でよみがえった異世界をその前後も含めて眺めてみるべきなのだ、と知れたようです。

    作者からの返信

    呪文堂さん、反応が遅くなってしまい恐縮です!ほんと申し訳ない……
    そしてコメントもありがとうございます。
    私も実はちらし寿司にそれほどテンションが上がったことはないんですよねえ。いくらはいくら、鮭は鮭として。わかります、なんだか凄く。嫌いなわけではないけれど、わーい🙌とはならないと言いましょうか。
    でもまあビジュアル的に華やかなちらし寿司って実物見たことないなあという経緯と、この想像の世界を牛耳っているっぽいお二人がなんとなく雛人形の主役のように思えたところから発想しました。

  • >『おかえり』と『いってらっしゃい』の狭間で、『いただきます』と『ごちそうさま』がある食卓と料理を用意する。
    この一文がいいなと思いました。
    帰る場所であり、再出発の場所でもあり。生きるために必要な食事を、喜びと共にいただける場所でもある。

    それぞれのデザートも色とりどりで涼しげで、想像しただけで素敵ですね。
    たびたび挟まれる超訳もなるほど!と思いました。乾杯で締めくくるのが清々しいです(*⁰▿⁰*)

    作者からの返信

    陽澄さん、ありがとうございます!

    『おかえり』『いってらっしゃい』『いただきます』『ごちそうさま』の4つのワードは、企画『ハーフ&ハーフ』で提示されたものでしたが、含め方を工夫したところだったので、ご注目いただけて嬉しいです(*´ェ`*)

    また『乾杯』を言いたいがために、デザートをこのスタイルに。
    誰かが居なくなることは寂しいけれど、それもまた再解釈してみれば、祝福と言ってよいのかなと考えました。

    ここまでお読みくださりありがとうございます!
    沢山のお星さまも、大事にいたします!

  • ラーメンの描写がたまらない……!
    数ある飯テロの中でも、ラーメンは特に我慢ならなくなりますね!(*´Д`*)

    ゆっくりじっくり歩む人と、あっという間に駆け抜けていく人。
    それぞれの生きるペース、見える景色が違うからこそ、一緒に味わったラーメンは格別でしたでしょうね。

    作者からの返信

    陽澄さん、ごんごん読んで下さって有難うございますヾ(*´∀`*)ノ

    コメントいただいて、ラーメンってまずスープが身体に染み渡る感覚があるし、啜ることで身体に取り込んでくイメージがあるのかなあなんて思いました。暑い日に温かいラーメン。でも塩気は沁みるはずε-(´∀`*)

    兎と亀が同じ土俵で話に上がること自体、不思議な気もしますが、違う者同士だからこそ見出した交錯ポイントは特別感がありそうです。

    ちなみに鉄兎と亀石も、奈良にあるものをモチーフにしております( ´ ▽ ` )ノ

  • どのお料理も温かで華やかで美味しそう……(*´Д`*)
    ケーキみたいなちらし寿司は特別感ありますね!
    人生の含蓄も感じられるやりとりとも相まって、ほっこりします(*´꒳`*)

    作者からの返信

    陽澄さん、引き続きお越しくださりありがとうございます!
    ケーキみたいなちらし寿司は、実際にはまだお目にかかったことがなく、気になる存在です。もうすぐそのような時期ですし、ちょっと食べてみたいです(о´∀`о)

  • 『やわらか鶏の薬膳スープカレー』美味しそうですね(*´∀`*)
    夢とうつつを行き来するような感覚にふわふわしますが、美味しいものなら現実でしっかり味わいたいところ……!

    作者からの返信

    陽澄さん、美味しいんですよ〜
    実在のお店をモデルにしましたので、現実でも味わうことができちゃいます(о´∀`о)

  • こちらの作品、ずっと気になっておりました!
    奈良の街と、不思議なクスノキの中のお店。
    優しいトーンで紡がれる情景にわくわくします。
    また少しずつ読み進めていきますね!

    作者からの返信

    陽澄さん、こちらにもお越しいただけるとは〜!
    ありがとうございます(о´∀`о)

    これもまた妙な世界ですが、ゆるゆると歩いてみてくださると嬉しいです。
    現在の更新分までで一旦休憩中ではありますが、また練って綴ったものを続けていきたいと思っております!

  • デセールが、desservir 由来とは、うかつにも全く気付かずに今まで過ごしてきてしまいました

    作者からの返信

    隠井さん、こんな形で仏語を引用して怒られやしないかとヒヤヒヤしておりました。
    言葉の由来や派生を辿るのは面白いですよねヽ(゚∀゚)ノ パッ☆

  • 最後の個所をよんでふと思ったのは
    ラーメン、なんだかんだで、チャーシューで、その良し悪し決まったりするよな~って事でした。

    作者からの返信

    隠井さん、確かに!
    やはり噛みしめてこそ滲み出る旨味のせいでしょうか。

  • 実は、ここ数か月、カレイしか食べていないので

    「咖喱菩薩カリーナ、お前ってホント、カレーしか食わないよな」
    って箇所呼んで、あっ、自分もだ、って思った次第です。

    作者からの返信

    隠井さん、カレーなる繰り返しに突入してしまうのはなんだか分かる気がします。
    スパイスが何かのスイッチを押してしまうんでしょうか。

  • 「空腹が怖い理由」
    「満腹を、知っているから?」
    これは至言で、欲望というものの根源的理由かもですね。

    作者からの返信

    隠井さん、こんばんは。
    お返事が大変遅くなってしまってすみません。

    あさのあつこさんの『No.6』の中で、貧民街の子たちが空腹に耐えられるのは満腹を知らないからだ、というような話があって、ハットしてしまったのを今でもよく覚えています。

    満たされたからの喪失って何処か絶望的な感覚を孕んでいる気がします。追い求めていた頃の方が幸せだったかも、なんて話とも重なるかもしれません。

  • 蒼翠琥珀 様
     壮行式を彩る鮮やかなデザート、どれも爽やかで美味しそうです♪
     毎度美味しそうなお料理と(お料理を盛り付ける食器もおしゃれで素敵でした)、深みのある物語と世界観に圧倒されていました。私もこの世界を旅しているみたいでワクワクしながら読んでいました!

    作者からの返信

    空草さん、完食ありがとうございます。

    奈良の魅力は質素で飾り気がないこですし、豪華さを求めるとちょっと違うのかなと。できる限り自然から生成された食材が持つ色素を食卓の彩りにしたいものです。
    食器も私としては葉っぱに乗せたのが一番お気に入りだったりして。笑

    また、素敵なレビューを寄せてくださり有難うございます。

    >この世界を旅しているみたいで
    これを感じていただけるのは本望ですので、嬉しく思います。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    蒼翠琥珀 様
    >人の道に、無闇に介入するのは不自然なことだ。
     宿命とはいいつつ、難しいですよね。自分がした行動が正しかったか間違っていたか、事あるごとに悩んでしまいがちです。
     悲しいお話でしたが、それでも前を向いて生きていく強さを感じました。

    作者からの返信

    空草さん、ありがとうございます。

    正解などそもそも存在しないのに、迷う・悩むということの繰り返し(輪廻)を続けている。でもそれは同じことの繰り返し(永劫回帰)とも言えそうです。
    個人的には、迷ったり悩んだりしながら色んな試行錯誤をすることこそ人間の存在意義だと解釈しているので、大いに結構なことだと思っています。

    死生観に触れるならば、生き物の生きようとする本能が死に抗うのでしょう。そういった本能から逃れて、死に向かって生きているのだと死をも受け入れ、どう生きるのか。そんな風に自由になることを解脱と言いますね。

    「死」が登場するシーンこそ、爽やかな風を感じられるような描写ができるよう精進したいと思います。

  • ♬7 十六夜が明ける頃への応援コメント

    初めましてこんばんは!
    お邪魔しております。

    のんびりとした物語の空気感が好きです。触れたら消えてしまいそうな儚さが少し寂しくも感じますが、この先どのような展開を歩いていくのか楽しみです。
    ゆっくりになるかもしれませんが、またお邪魔させてください。

    作者からの返信

    花音さん、はじめまして!
    お越し下さりありがとうございます。

    空気感を気に入っていただけて嬉しいです。
    この先の『暁の物語』は主人公による作中作となっております。
    同じ街に見えて少し違う雰囲気をお楽しみいただけましたら幸いです。

    今後ともよろしくお願いいたします!

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    あ。メタ法師。
    複数の絵巻物を同時上映で眺めていたものが、最後の最後で立体に…いや、3Dも超えました。なんかちょっとフワッときた。脳が開いたみたいな感じがします。

    ……酔っ払っただけかもしれませんが。

    作者からの返信

    霧野さん、そうなんです。メタ的視点。
    ある意味、構造を示す上で重要かなと。

    >脳が開いた
    って、なんかメロンパンが入ってるのが過りました……笑

    いやきっと、開眼でしょう。

  • 遅ればせながら、最終話を読みに参りました。
    連日の酷暑でへばっておりました……暑いの、ほんと苦手なんです。

    おかげさまで、涼しげで色鮮やかなメニューの数々に救われました。読んでいるだけで清涼感と出立の前向きな気持ちを味わうことができました。
    旅立つ人はきっとみんな、ここでの記憶を失っても経験したことは密かに積み重なっていて、次の生に活かすのかな〜…なんて思っております。魂が豊かになるっていうか、育っていくのかな、と。
    ああ、余韻が錯綜していてコメントがまとまりません。そんなに酔っ払っていないはずなのですが……感じたことがたくさんあるのに、上手く言葉にできない。

    琥珀さまの物語は時々難解だけれど(←私にとっては)、いつも面白いです。って、小学生の感想みたいだw
    たぶんまた初めから読み返します。ありがとうございました!

    作者からの返信

    霧野さん、お越し下さりありがとうございます!
    私も連日の酷暑で溶けております……

    こちらのクリームソーダは、霧野さんの喫茶店で待ち合わせエピソードを読んだ時からふんわり描いていました。素敵なイメージのきっかけを下さってありがとうございます。

    >記憶を失っても経験したことは密かに積み重なっていて、次の生に活かす
    私もまさにそんなイメージを持っています。
    生まれてはじめてすることなのに、なんとなくやり方がわかったり、できる気がしたりすることってないですかね。
    それってまさに刻み込まれた慣れ、不慣れなんじゃないかって。

    私の話は難解だと思います。少なくとも、いわゆるライトノベルではないだろうなと。
    小説を書く力が熟練してくると単純明快にスカッと書けるのだと思いますが、今はそこの技巧を追求するより視ているものをできるだけ忠実に表現することに重きを置いています。

    だから読んでもらえるだけで有り難いのですけれど、こうしてコメントいただけることは感謝しかありません。称賛の言葉は純粋に嬉しいものですけれど、書くことに立ち返れば、やはり率直な感想が一番役に立ちます。
    いつもありがとうございます!

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    挾間の世界、不思議な異都奈良の世界を楽しませていただきました。
    美味しそうな食べ物が次々と出てきますが、この食べものことを通して、生きるということ、繊細な季節感も感じることが出来ました。
    こういう繊細さは日本ならではだなぁと思います。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます! 

    異都奈良に迷い込んだリュカの目に映ったもの、そしてそこから想像を膨らませ描く物語。本作がそういった二重構造であることをようやく示すことができたかなと思います。

    『俺とオマエのお膳立て』シリーズは、料理関連のお題に応じて書く企画への参加も兼ねて描き下ろしたものなので、食べ物の話が続きましたが、実は本体の『琥珀食堂』は料理の話は全然メインではないんですよね。まあ、食堂である意味はそれなりにあるのですけれど……

    しばらく間が空きますが、続きのお話ではその辺りも明るみに出していければと思います。

    ここまで一気に読んで下さり、またお星さまも、コメント等々も大変励みになります。ありがとうございます!

    編集済
  • 蒼翠琥珀 様
     リヤカー屋台はお目にかかったことはないのですが、情緒があってその雰囲気で食べるラーメンは美味しく感じられそうです。
     フルクサスの絵を前に、このふたりもまたそれぞれの道を、と思うと前回のお話との繋がりを感じました。

    作者からの返信

    空草さん、実は私もリヤカーの屋台にはお目にかかったことがなく……一種の憧れと言いましょうか。
    チャルメラ音鳴らしながら住宅地を回る軽トラのラーメン屋台(購入して家で食べる)と、ワゴン車屋台(購入して仮設飲食スペースで食べる)は経験ありです。

    フルクサスの絵は多くの人の目に触れ、また感化していたようです。ここから『彼ら』のクライマックスへと突入して参ります。

  • うふふ。
    壮行式に「乾杯」するための、特別なデザート♪
    どれも涼しげで、今の季節にピッタリですね。
    近況ノートの「あ、美味しそうだ!」の写真も素敵でした。

    言葉の解釈、色の名前、漢字の使い方。
    日本語の歴史の深さ、情緒の深さを思います。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、最後はグラスに注ぐメニューにすると決めておりました♫
    もちろん乾杯するためです。
    夏が近づいてくると、不思議と鮮やかな色合いが映えるようになりますね。
    ノートの「あ、美味しそうだ!」には駄洒落を込めてみました。笑

    言葉の深みに触れた時、ちょっとした感動があるように思います。
    角度を変えて物事を眺めつつ、創作を楽しんでゆけたら。

  • キラキラしていてとても奇麗なデザートですね!
    わたしはレモネードがいいなぁ。

    「六科の【BAR古都奈良】は、そもそもチョコレートBAR」とは知らなかったです。なんでも作れちゃうんだもの。

    いろんな言葉の不思議さ、重みを思い返して、もう一度、読み直したくなりました。

    作者からの返信

    一帆さん、ありがとうございます!

    レモネード、さっぱりしていて、これからの季節にぴったりなはず♪はちみつも注ぎたい。BAR古都奈良がチョコレートの店であることは別の作品ではチラリと登場しましたが、本作ではここで初めて。
    まあアレコレの料理に関して、六科は本格的なものとしてではなく、半分は常連さんとの戯れで出していますから。笑

    言葉を分析したり、再解釈してみると、新たな一面が見えてきたりして、面白いですよね。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    なんと......

    生きるということは時になんと厳しく残酷なことでしょう。
    それでも前を向いて歩いていく時に、見えてくる世界があると。
    「出世」、なるほど、ですね。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、一気に読んでくださりありがとうございます!

    なんと……そうなのです。
    生きるための咄嗟の判断も、時には。
    前回の亀石のお話の起点となるエピソードでした。
    漢字は文字そのものに意味がありますから、視点を変えてみると、その解釈も変わってくるやもしれません。言葉は面白いものです。

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    最後のルビ!
    ずっとこのルビが楽しみでした。

    お疲れ様でした。
    引き続き、この緻密に美しく織られた世界を楽しませていただきます。

    作者からの返信

    玖珂さん、ルビもお楽しみいただけて良かったです。
    ルビ遊びは以前より趣味のように作中に埋め込むことが多くて、今回もまた。

    玖珂さんもお疲れさまでした。
    ここまでお読みくださり、ありがとうございます!

  • 色とりどりのデザートが並ぶ様子を思い浮かべて、うっとりです。
    個人的な印象ですが、作品を拝読している間、日を受ける琥珀のような輝きが視界に広がっていて、夕陽の香りがしていたので、その中に並ぶグラスがもう、美しくて。

    今、じっくりと、「さようなら」の向こうにある、どこかでの「こんにちは」に想いを巡らせています。
    最後の「乾杯」の超訳も素敵でした。

    作者からの返信

    玖珂さん、色んな所でクリームソーダを見かける季節になりました。あれは視覚芸術の一種かなと思っております。
    琥珀のような輝きと夕陽の香りとは、また格別な黄昏時ですね。なんと美しい表現でしょう!

    「さようなら」と「こんにちは」はどちらも希望のある挨拶かなと思っています。「乾杯」を意味する「cheers」には色んな意味があるとのことで、今回ここに引用してみました。「門出」「卒業」の定番の歌でもありますしね。

  • ラーメン🍜
    近況ノートの写真を一緒に思い出しながら読みました。
    この世は出会いと別れに満ちている。
    孤独を感じる時も癒してくれる記憶と食べ物があるのは幸せですね。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます!
    暑い日のラーメンも、夜風が気持ち良い頃合いならいけそうです。
    出会いと別れはもちろんのこと、『無常観』を創作の根底に敷いています。其処此処で感じていただけましたら何よりです。

    孤独を癒やしてくれる(?)腹の虫という相棒。笑
    いつだって一緒です。
    私自身は食べたことやモノは思い出せても、その時の体感を思い出すことは中々難しいので、鮮明な記憶としてありありと思い出せることは凄いことだと思います。

  • 蒼翠琥珀 様
     油と糖はご馳走ですね。箸が進みます、カロリーなんて気にしないで……笑。
     フルクサス、調べてみたら前衛芸術運動のことだったのですね。
     作者の手から生み出された蒼龍の絵は、自我を持って流れるように何処かへ消えていくのですね。絵画を見ていると、その絵力に引き込まれてしまうことがあります。フルクサスの描いた蒼龍も、きっとそれくらいの引力があるのだろうなぁ、と勝手に想像していました。

    作者からの返信

    空草さん、そうですそうです。
    油と糖を摂取せよと遺伝子に深く刻み込まれていますよね。笑

    おお、調べてくださったんですね!
    そうなのです。「流れ・変化する」という意味のムーブメント。一過性のパフォーマンスに重心をおいたアート活動だったようです。
    どうやら六科にも感化を及ぼした様子。ハンバーグ回でそんな片鱗が見えていました。笑
    おっしゃる通り、観客を巻き込んでゆく、そうした空間ごとアート化してしまうことがフルクサスの特徴とも言えると思います。
    と言いつつ、私もそれほど詳しいわけでもないのですけれど。
    作品の中で表現していければなと考えていることの一つです。

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    琵琶(メタ)法師の結びがイイッ!
    最後までルビ遊びに翻弄されちゃいました。
    まだまだ異都奈良のお話は続くのですね♬
    また次のエピソードも楽しみにしておりますー。
    お疲れ様でした♡

    作者からの返信

    友香さん、メタ法師、満を持して登場です。視点の横の広がりだけでなく、次元展開もしてみました。まあ、駅前でチラチラしてましたからねえ。
    また異都奈良のそぞろ歩きに戻ってゆきます。

    ここまでお付き合い下さりありがとうございます!
    お疲れさまでした☆彡

    また、素敵すぎるレビュー文まで寄せて下さり、ありがとうございます! 奈良なのか、そうでないのか、奈良に馴染みのある人もそうでない人も楽しめる作品に仕上げてゆけるよう、精進いたします。重ねてありがとうございます!

  • 綺麗で美味しそうなグラスがたくさん…✨✨
    でも、やっぱり桜ソーダに一番惹かれます🌸

    ハーフ&ハーフ2の連載、お疲れ様でした!
    「俺とオマエのお膳立て」というタイトルが素敵だなあと、改めて感じました。
    器にまで手を抜かない、丹念に綴られたメニューの数々。
    どれも創意工夫と呼ぶに相応しい素敵メニューでした♡

    作者からの返信

    友香さん、乾杯に繋がるものをとこちらにしました。暑くなってきましたし、爽やかな演出も兼ねて(人´∀`).☆.。.:*・゚
    桜ソーダは実は本編一話より拝借。笑
    実はリュカが異都奈良へ来てはじめに口にしたものでした。
    終わりは始まりです( ゚д゚ )クワッ!!

    お膳立てっぽい話に仕上がっていたらいいなと。言及いただけて嬉しいです。一番お気に入りの器は朴葉ですかねえ。
    料理の味覚的なところでは大して攻められていませんが、見た目というか、雰囲気というか、そのあたりは頑張れていたでしょうか(´~`)モグモグ

  • ......揚げたての天ぷら……( º﹃º )。
    美味しそうなことこの上ないですね。

    一緒に同じ方向に向かって進める相手と出会うのは、奇跡のようなものだなと。この歳になって感じます。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうござます!

    揚げたての天ぷらは美味しいですよねえ。贅沢です。

    >一緒に同じ方向に向かって進める相手と出会う
    まさに奇跡的なことですよね。
    もちろん、そこに妥協や許容があってのことだと思いますが、それでもなお。

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    琵琶法師まで!!
    まさに一つ一つの歯車が重なり合わさって出来た物語。
    その歯車の一つが回ると全てもそれと同期して回る。
    それを回すのは、時なのか、神なのか、仏なのか?
    わたしは、人間だと思いたい。ヒトのそれぞれの持つ歯車が回り、それが重なるように同期して、他人が、そして世界が回っていくのだと。
    なんか、面白いお話を最後お聞きしましたw
    琵琶法師の場合は、法師が語るお話の一つ一つが歯車なのでしょうね。
    そんな風に、感じました(#^.^#)

    お疲れさまでした!!

    作者からの返信

    風鈴さん、メタ視点入れてみました。笑
    駅前広場にいつもヒッソリといたあの人の視点は、まだ出していなかったのでここで。

    >ヒトのそれぞれの持つ歯車が回り、それが重なるように同期して、他人が、そして世界が回っていく
    この考え、とても素敵ですね( ´∀`)bグッ!
    まさにこの世の姿かと。みな、互いに関連しあって生きていますもんね。

    まさしく、断片化された物語の一つ一つが歯車となって、絡まり連動しながら回ってゆく世界です。琵琶法師はそれをしりつつ、今日はこの歯車にしようかな、と今日もまた駅前広場でうたっていることでしょう。

    各エピソード、反応して欲しいところを敏感に察知して下さり嬉しかったです。ダジャレを盛り込んだコメントも本当に楽しく読ませていただきました。

    ここまでお付き合いくださり、あらためてありがとうございました!

  • 最後まで超訳が効いてますね!!
    明日香の亀石、石舞台、いろいろな言葉が関連して出て来て、さらに仏教を絡めてあったりと、そしてSF的な話で、なんて欲張りな物語なのでしょう!
    欲張りにはお料理が欠かせません、なので、お料理にもいろいろな仕掛けがあり、この物語はどこから切り取ってもいろいろな妄想を喚起してくるものとなってますね。
    その知識と、語りと、文字の限界まで追及されておられる姿勢に感服いたしました!
    完走、お疲れ様です!!

    作者からの返信

    風鈴さん、ありがとうございます!
    奈良の色んな事物を可能な限り込めております。確かに欲張りだ!笑 
    お料理の本格的な描写は大してありませんでしたが、腹ぺこな人たちが沢山登場しました。人生いろいろだ。とはいえ腹は減る。どのような世界においても、切り離せない要素だなとあらためて感じました。
    様々な切り口で丁寧に読み込んで下さりありがとうございます。
    とても嬉しいです。

    風鈴さんも、お疲れさまでした!
    感想が遅く、そしてまとめてになってしまってすみません。
    しかも私、主人公さんのお名前を記載ミスしておりました。こんなところで恐縮ですが、重ねてお詫び申し上げます。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    豚肉のキャベツと生姜ロール!
    なるほど~~!!
    赤いのが出てきたら何だろうって思うでしょうが、食べてみたらわかるでしょうが?
    つまらないダジャレで、ごめんなさいwしょうがない人ですw(#^.^#)

    作者からの返信

    ちょっ、風鈴さん!
    びっくりでしょうが!ウマすぎ!
    こちらこそ、ナルホドです。何より軽快さが良いですね♬

  • それぞれが大切に思っていることを共有する関係、いいですねぇ。
    それにしても食べ物がどれも美味しそうで.......( º﹃º )

    作者からの返信

    かわのほとりさん、今回は山飯仕様でした。人それぞれのペースってありますよね。それを大事にできるって素敵だと思います。人のペースに飲み込まれたり、理解できずに追い立てたりしては、不協和音が生じるだけですしね( ´ ▽ ` )

  • お出かけして帰ってきたら、リクエストしたご飯が待っている。
    なんて幸せなんでしょう♪

    作者からの返信

    かわのほとりさん、子供の視点ってそんな感じかなと。

    散々遊び倒して腹ペコで帰ってくると、今晩の食卓の香りがほわあっと漂ってくる。これを幸せと言わずして一体何を、ですよね(о´∀`о)


  • 編集済

    そうか、なるほど常世。実は以前カクヨムで常世を扱った作品を読んで以来自分のなかで少し特別なワードとなってます。
    本当にあるのかな、あったら面白いな。覚えてたらな。なんて思うのですけれど、みんな現世に渡るときに忘れ去っているようですね。
    もしかしたらわたしにも常世の友人がいるかもしれません(*´ω`*)
    お料理のほうも素晴らしく見事飯テロにかかりまして笑
    ハチミツトーストも時折食べております!
    執筆お疲れさまです!

    作者からの返信

    奥森さん、ありがとうございます!

    『常世』とは変わらない世界のこと。ずっと今が続けば良いのにという理想と、ずっとこのままで良いのだろうかという疑問の間で葛藤が生じる世界のことではないかと考えています。
    これは人間の心理の中に生まれる世界とも言えるかもしれません。
    本文の通り、死後の世界と考えることももちろんあるでしょう。
    でもまあ、死後の世界もこうして歩くことができるなら、何かしらの形でずっと生きていると考えてもよいのかも。
    なんか希望あるような話になりました。笑

    ハチミツトースト!
    美味いものが食べられるなら、常世でもいいかも。笑

    ここまでお付き合いくださりありがとうございました!

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    異都奈良、現世と常世の狭間にあるのですか。
    幻想的でどこかにありそうな、そんな曖昧な世界に迷い込んでしまったようですね。
    また次のお話へと繋がる、良いエピローグでした。

    作者からの返信

    出っぱなしさん、ありがとうございます!
    現世と常世の狭間、メタ的視点ではそのように捉えているようです。奈良ではきっと、何処からでもするっと曖昧な世界に足を突っ込んでしまえるかもしれません。
    暁の想像上の奈良から、異都奈良へと回帰してゆきます。

  • 第四膳『餃子と共同作業』への応援コメント

    一緒に作業をしながら究極の縁を結ぶ。
    出来上がるサークルはどんなに美味しいものだろうと思います。
    素敵ですねぇ......

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます。

    まさにサークル活動のような雰囲気でもありますね( ´∀`)bグッ!
    一緒に作業するのも、きっと楽しいと思います。

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    まだまだ琥珀ワールドを見守っていきたいと思いますね。
    神と人の交わるハザマ、奈良という場所はまさにそんな土地なのかなと。

    作者からの返信

    二尋さん、お疲れさまです! そしてありがとうございます!
    奈良は古くきらびやかでないところが良いところかなと思っております。それが得も言われぬ雰囲気を生むのに一躍かってくれているのかも。
    奈良は確かに人と人でないものが交わる場所かもしれません。
    異都奈良に関しては、神様も人間も存在しないかもしれませんが……笑

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    ごきげんよう、琵琶法師と書いてメタ法師、とてもお洒落なあとがきですね。
    改めてエピソードの完結、おめでとうございます。

    そうか、常世と現世の狭間、きっとそんな狭間がひとつだけじゃなく、何層にも積み重なっているのだろうなと思えます。それこそ、ミルフィーユみたいに。
    そして各層が綺麗に別れている訳ではなくて、あるところで融合していたり、あるところではくっついていたり、重なり合った世界を往き来出来る、ふと気付くと、まるで迷子になったみたいに見覚えはあるけれど、どこか違う世界にいる自分に気付いたり、過去暮らしてきた層との小さな違いを発見したりして懐かしがったり驚いたり。
    だから琵琶法師さんも、様々な謡を歌えるし、他層を知らぬ人々に未知の世界の一端を紹介したりできるのでしょうね。

    作者からの返信

    しのぶさん、いつも前線で応援くださり有難うございます。

    まさにメタ視点で語る法師の登場でした。いつも駅前広場にいた、あの琵琶の。
    おお、狭間がさらに何層も!ミルフィーユという表現は言い得て妙であり、違った姿でもあるとも言えそうです。また作中で表現してゆければと思います。
    いくつか世界を行き来していると理解できるのは、この琵琶法師と同じメタ的な存在なのかもしれませんね。

    この話とは別にして、誰しも基本的にその瞬間瞬間に行き来している(ある確率で何処かに不連続に存在している)ものであって、時間的な連続性の中に生きていると我々が認識しているのは、単なる集団的認知でしかないのかなあ、なんて考えたりします。

    という話はさておき、誰のどんな物語にも、書き手が存在する。
    これがこの創作世界における最も重要な概念です。

    あらためて、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!

    編集済
  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    素敵なエピローグ。
    前の曼陀羅のようなお話しの巻物をくるくると閉じて、最後に錦の幅広の帯でくるりとまとめたような、そんなイメージをもちました。
    一歩引いた語りで、一つのお話しが閉じられ、次のお話しの巻物を広げる準備ができたように思えます。

    作者からの返信

    小鳥さん、ありがとうございます!
    なんという素敵なイメージ。そんな風に読んだ方の想像をコメント下さるのはとても嬉しいです。

    いつも駅前にいた法師の語りでした。また異都奈良本体へと回帰してゆきます。

  • 琵琶法師の四方山話への応援コメント

    なんだこの終末感はw
    完結お疲れ様でした!

    作者からの返信

    叶さん、いつも前線で読んでくださりありがとうございました!
    とっても励みになりました。

    なんだこの無常観は!
    をキャッチにできそうなシリーズものを書こうかと画策してしまいました。

  • 第十膳まで楽しませていただきました。企画参加作品といってもこのシリーズだけで独立した物語のようでした。毎回に蘊蓄があって、オマージュなどもさりげなく入っていて、いつも理知的なお話を書かれるなあと思います。仏教のお話を美味しいものを食べながら聞いているような感じでした。
    不参加者なのでコメントは控えておりましたが、最終話ということで失礼しました。執筆お疲れさまでした。

    作者からの返信

    柊さん、ありがとうございます!

    部分的に企画に参加するにあたって、独立した形で読めるように意図して書いてはいます。でも、企画やコンテストに参加するためだけに何か書くということはないですから、コメントいただけて本当に有り難いです。
    むしろ、企画に参加していない方の、企画とは別の視点の意見があると、こちらとしては非常に助かります。

    奈良を題材にしていますので、何かしらモチーフを込めたいと、書くにあたって多々必死で調べております。(仏教をはじめ、元の知識は無いに等しいので、結構必死です)オマージュ等々にも気づいていただけて嬉しいです。

    本編はまだ続きますが、ここまで読んで下さりありがとうございます!

  • 蒼翠琥珀 様
     山で頂くハンバーグ、絶対に美味しいですよね。じゃがいもにバター+塩という組み合わせも!
     エディブルフラワーはその名の通り料理に花を添えてくれて、一気に華やかになりますよね(´∀`)

    >作るのに要した時間は、食べきる時間よりも圧倒的に長い。

     確かに、と思いました。
     食べるのはあっという間ですが、作る側はたくさんの準備をして作っていますものね!
     改めて食材の命に向けて、それに加えて料理を作ってくれた人に向けて「いただきます」と言おうと思いました!

    作者からの返信

    空草さん、ありがとうございます!外で食べるというだけで、特別感ありますよねえ。じゃがいものホクホク感にはやはりバターと塩かなと( ´∀`)bグッ!
    ハンバーガーって一見、茶色弁当的な装いですが、見えない所へのこだわりを入れてみました。

    料理を作る食べるの時間の感覚も、自分で作って初めてわかるものですよね。お店で食べるにしても、注文してから調理する時間だけでなく、実際には買い出し、下ごしらえしたりと、開店前の色んな準備があります。
    それはきっと美味しいという言葉や笑顔への先行投資なのだろうけれど、やはり頭が上がりません。
    「いただきます」を心を込めて。

  • SPICIAの皆さまが、お皿を前に印を結んでおられる姿を想像するとなんともおかしみがありますねぇ.......

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます!
    もうネタでしかないかもしれませんが、恐らく印を結んで向き合う彼らの顔つきは半眼だったのではないかと。笑

  • 完走、おつかれさまでした! (物語は、まだ先へつづきそうですね)
    亀石さんも、この舞台から去るとは則ち次の世に出る、ということなんですね。こんにちはとさようならは表裏一体、不即不離。
    輪廻をなんども繰り返して、その先には悟りがあるのか救済があるのか、それともただ永劫回帰だけがあるのか。。
    最後の超訳も最高でした!

    作者からの返信

    琳さん、ありがとうございます!

    そうなのです。このお膳立てシリーズは作中作でして、本編の主人公リュカが意図奈良に来てはじめに書いてみた物語でした。習作みたいなものかもしれません。

    モチーフとして輪廻を思わせるものが多数登場している本作ながら、永劫回帰が並列で想起されるのは流石としか言いようがありません。まさしく。そこはどちらか、というよりは、いずれも含むと言っておいた方が良さそうです。

    最後の超訳ネタは、「ありがとう」や「さようなら」の意味もあるチアーズ(乾杯)にすると決めておりました。

  • 正々とした深みを感じました。ラストに向かって繋がれていった言葉の数々がカッコイイ! そしてデザートの涼しげなこと!
    改めて仮完結おつかれでした!
    読み応えと静かな情緒たっぷりの素晴らしい作品でした。

    作者からの返信

    二尋さん、ありがとうございます!

    デザートは乾杯できるものをと考えておりました。
    『乾杯』といえば卒業ソングや門出を祝う歌としても有名ですし、あの歌詞はまさにこの話にぴったりかなと、密かな狙いもありました。

    暑くなってきたこの季節的にも、カラフルなデザートが映えていたら良いなと思います。

    自身の連載長編の中での参加はどうなのかなと思いつつ、テーマが料理関係との知らせを見た時に、ここに絡めるのが良かろうとピンと来たのも事実。
    読み応えを感じていただけて嬉しいです。

  • 偲ぶのではなく出世を祝う。ちょっと見方を変えれば、そのモチベーションも変わってくることは古今東西の説法にもありますが、こうして言葉を変化させて導いてくれる創作者が存在すると救われる者も増えそうな気がしました。
    チェスナが創造者……しかも一刀彫だなんて器用っ! 火鼠の置物、一つはデスクに飾っておきたいものです。今は乾杯で飛鳥の未来を想像していたいものですね☆
    とても面白かったです★★★

    作者からの返信

    愛宕さん、ありがとうございます!

    いわゆるポジティブ思考は解釈の転換にあるでしょうが、六科や薬師如来からすると、『此処から居なくなった者はまさに生まれるに至った』とすれば、まだ此処に居る者たちに対して『お前はもう死んでいる』と言っているようなものですから、その表現に苦悩は付き物なんでしょう。

    『解釈は自由』は『解釈はいつでも簡単に覆る』という言葉の裏返しでもあります。それを自身が行うのか他者によってもたらされるのかはわかりません。
    もうお気づきかもしれませんが、この世界(作品を分けていますが、ずっと一つの物語を書いています)では無数に存在するそれぞれの創作者が、それぞれの解釈を綴ります。ただし創作者が何かを覆そうと意図しているわけではないんですよね。それぞれの視点でありのままに。
    『覆る』というのは、観測した者の中に起こる現象かなと。

    火鼠は他の作品で既に登場していますが、そういった生き物の創造原理じみたものが提示されました。チェスナが創作者、かどうかは定かじゃありませんが、奈良人形といって一刀彫は奈良の伝統工芸でもあるので、ここはやはり出しておかねば、と。
    飛鳥の未来(か過去かはわからない)話は、実は既に存在しています。そうとは明確には書いてありませんが。笑
    楽しんでいただけたなら、良かったです。

    また、素敵なレビューを書いてくださりありがとうございます。もったいないお言葉の数々。チョコレート屋なのに、面白半分の趣味で色々出しているうちに、何の店かわからなくなった六科の店ですが、チョコレート菓子のアポロみたいな蕾のカルミアを引用したあたり、さり気なく拾ってくださっているのかな?と解釈しました。
    重ねて御礼申し上げます。

  • 完結、お疲れさまでした!
    話しが進むにつれて世界が大きく広く深くなっていって、そこに添えられる料理のエピソードがまた素晴らしく、なんだか曼陀羅の真ん中にいるような心持ちでした!
    亀石は翼を広げて次の世界へと旅立ったのですね。そのための滑落事故。
    一方から見ると悲劇ですが、それがないと先に進めないこともある。
    はなむけのデザートが美しく、儚く、この物語を示しているように思いました。

    作者からの返信

    小鳥さん、ありがとうございます!

    曼荼羅の真ん中にいるとはまた言い得て妙な!素敵な表現を嬉しく思います。何事も身近なところから、また興味のあるところから世界が広がってゆくのかなと。

    また、どんな物事がどんな結末に繋がっているのかは、それを体験するまでは決してわからない。一見悲劇であり、不吉である『死』すらも、一方向からの解釈に過ぎないのかもしれない。亀石の経緯は、『死と出生は表裏一体』といった概念を仄めかす寓意的なモチーフとして描きました。

    来る夏は彩りもくっきりとする季節です。はなむけのデザートはそこへ向かうような、爽やかに彩られたものがいいなと。そして儚くあっという間になくなってしまいそうですね。視点を変えればお腹に収まるということ。儚さの象徴、桜とともに。

    丁寧に読み込んでくださりありがとうございます!

  • ごきげんよう、エピソードの完結、お疲れさまでした、そしてとても素敵な終わりと始まりの物語を、本当にありがとうございました。

    飛鳥さんの旅立ちを偲ぶのではなくて祝っての集まり、皆さんが胸に抱えた優しい想いを、なぞるように、象るように、ムジナさんの出すお料理に込められた想いと優しさがこの異都に残った皆さんを包み励まし、そして現世へと飛び立った飛鳥さんへのエールとなっているのでしょうね。
    本当に、温かくて、優しい世界。
    ムジナさんもフルクさんから啓発されたんですね、本当にたくさん用意され提示されたミルフィーユのような世界から、こんなに素敵な優しさを取り込み、お料理に籠められるムジナさんだからこそ、飛鳥さんへのエール、残された皆さんへのエールが染み渡るのだろうなぁ。
    飛鳥さん、飛び立ち旅立ったからこその飛鳥という名前、加えて別れは始まりで、明日を匂わせる、だから飛鳥であり、明日香とも書くのかと爽やかな感動を貰えました。
    今日まで楽しませてくださり、本当にありがとうございました。

    作者からの返信

    しのぶさん、お膳立てシリーズはこれにて一段落です。前線でお付き合いくださりありがとうございます。

    飛鳥の旅立ちは、皆が知らずともお祝いのはず。六科はそう考えています。想いを象ると書くとは流石ですね(*´▽`*)
    そうなのです。残った者たちもいつか、と。

    ムジナはかつてフルクの絵を見て、この世界の構造と原理を不意に悟ったのかもしれません。それをきっかけに自分ができることも閃いた。皆にエールを送ることであると。また想像や創造は連鎖的なものなのかなという気もしています。

    また飛鳥と明日香にご注目いただけるとはお目が高い。
    『明日を匂わせる』からピンと来てくださった辺りも流石です。
    『飛鳥』は『明日香』の枕詞なのです。だから『飛鳥』と書いて『あすか』と読むのだと。奈良ですから、やはり万葉集には触れたいなと。(と言ってもからきし知識に乏しいので必死ですが……)
    それに飛鳥時代の中心地であったとされる飛鳥村は、のちに合併を経て明日香村と改名されました。時代の変遷を眺めてみても、やはり飛鳥は明日香に先立つようです。
    そして鳥は向かい風に乗るんですよね。それは明日から吹く風が香るからかもしれません。

    こちらこそ、楽しんでいただけたなら何よりです。
    作者としてはそれに勝る喜びはありません。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    咄嗟の判断が、悲劇を招いてしまったのですね。
    でも、鉄兎さんは、前をむくことができた。これも六科さんのおかげかな。


    「もしもあのとき……」って思う悩むことってたくさんあります。私だったら、六科さんのチョコレートの誘惑に勝てないかもしれません。

    作者からの返信

    一帆さん、なんとこのような背景がありました。

    「もしもあのとき……」
    そんないくつもの選択肢を切り抜けて、今がありますもんね。
    どの道筋が正解だったかなんて誰にもわからない。

    きっと鉄兎は六科のチョコレートを食べたんじゃないかなと。
    深すぎる悲しみや、自分を傷つけてしまいそうなほどの罪悪感といった、前に進むための足枷になるものは忘れ、事実としての記憶だけが残っているのだろうと。チョコレートにも色んな種類のものがありますしね。

    人の脳の忘却という機能も、都合が良いとも、自己防衛手段であるとも考えられます。チョコレートはそういった機能的なもの、もしくは暗示的なものかなと考えています。

    もちろん、美味しそうなチョコレートの誘惑なら、私も勝てません。笑

  • 完結おめでとうございます。
    常世での別れは現世での出会い。
    幻想的で美しくて、綺麗で美味しそうなお料理の数々。蒼翠さんの世界観をたっぷり堪能できました。
    とても素敵な作品でした。
    (*´ー`*)

    作者からの返信

    ayaneさん、ありがとうございます!

    もしかすると、鉄兎もいつか出世して、亀石と再会することがあるかもしれません。その時に、お互いにそうとはわからないのか、なにかピンとくるものがあるのか。そういったことを想像してみても面白そうです。

    本作は作品群の世界観の骨格とも言える位置づけですので、そう言っていただけて嬉しいです(*´▽`*)

  • 完結お疲れさまでした。
    桜ソーダ、とても綺麗で美味しそうです。
    亀石さんは記憶を捨てて、別の世界へ転生したのですね。
    幻想的で不思議な世界観のお話でした。
    楽しませていただきました。

    作者からの返信

    雪世さん、ありがとうございます!

    桜ソーダの色味は可愛らしくもあり、爽やかでもあります。離別の爽やかさを表現できていればなと。

    亀石が記憶を捨てた自覚があるかはわかりませんが、あの場にいた皆が、それより前に生きていた頃の記憶を持たないのも、我々が基本的に今生の記憶しか持たないのも、六科のチョコレートのような原理があるからじゃないのかなあと想像します。

    楽しんいただけて何よりです。

  • 完結お疲れ様です!

    常世での別れは現世での出会い、姿かたちを変えてまた出会うことができる。
    でも、別れは寂しいが喜ばしいことでもある。
    六科は見守り続けたからこその言葉ですよね。

    やりたいことをやり創造していく。
    現世は限られた時間しかないからこそ、そう有りたいですね。
    もしかしたら、この世が常世かもしれませんが(笑)

    では、乾杯!(超訳:素晴らしい創作をありがとう!)

    作者からの返信

    出っぱなしさん、ありがとうございます!

    やはり生き方、在り方で、視点も見え方も違ってくるものかなあと。その辺りを登場人物ごとの認識の違い(深さ?)で表現できればと思っていたので、そう言っていただけてホッとしています。

    やりたいことをやる
    創作する表現者たちはもちろん、誰しもそうありたいものです。

    そして、そうそう! この世こそ、常世かもしれないのです。笑
    また不老不死なんて実現しちゃえば、それは常世と現世の反転を意味するかもしれません。

    では、あらためまして。
    乾杯!(超訳:また良き日に!)

  • 完走おつかれさまでした。
    乾杯、乾杯、踏み出す気持ちに乾杯🍻!

    作者からの返信

    柚さん、最後まで読んでくださりありがとうございます!
    乾杯!

  • 蒼翠琥珀様

     完結お疲れ様でした。
     亀石さんは亡くなったと言うよりは、現世へ踏み出したと言うことなのですね。
     今ここにいる面々は常世での姿であって、いずれ現世へ踏み出す時もある。そしてまた戻ってを繰り返しているのが玉木さん。
     でも変わらずに見守っているのが六科さんなのですね。
     変らないことがこの常世の姿でもあるのですね。

     チェスナさんが火鼠の目に色を入れる瞬間がいいですね。

    >進化の、分岐も。こんな風に、いたら面白い、こんな能力のある生き物がいたらどんな世界になるだろう、なんて想像から始まるのかもしれない
     確かに。そんな始まりだったら楽しいなと思いました。
     きっと世界は遊び心に満ちている。そんな気がしました。

     新しい世界への希望を込めた優しいラストにみんなの笑顔が浮かびました。
     蘊蓄に富んだ言葉の数々に、いつもハッと、ドキッとさせていただきました。
     素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    涼月さん、ありがとうございます!

    少なくとも玉木さんはそのように解釈しています。つまり、この物語の書き手であるリュカ(暁)なりの、異都奈良の解釈を投影した、と言ってもよいかもしれません。

    常世と現世の行き来(睡眠と覚醒の繰り返し)は『無色茶論』や『二十四逝記』を通して提示してきた創作上の死生観ですが、小説として明確に表現したのは今回が初めてです。ようやく書くに至りました。

    そして常世とは変わらない世界のこと。
    これはこの時間がずっと続けばと思ってしまうけれど、実際はそうもいかないというセンチメンタルが生み出す、生きている間に垣間見る理想郷とも言えそうです。死後の世界という解釈も勿論ありますね。

    チェスナの一刀彫にもご注目くださり有難うございます。
    >世界は遊び心に満ちている。
    まさしく。そしてそのようにして生み出されたものが、常世を離れ生きているのかもしれません。
    あとに続く六科の『イメージを実現する楽しさ』のリードであり、この世界の原理とも言える重要なキーでもありました。(作品を分けていますが、わたしは実はたった一つの物語しか書いていないのです)

    いつも温かい感想や気付きのコメントをありがとうございます。そういったお言葉に支えられて書いているとヒシヒシと感じます。こちらこそ最後までお付き合いいただきまして有難うございました(*´▽`*)

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    あの時わたしがこうしなければ。
    多くはないけれど、人生には心から後悔する瞬間がありますよね。
    それを抱えて生きるのが正しいか、忘れることで前を向けるのか……
    朴葉焼きいいですね! 味噌に合わさって豚とキャベツの旨味が引き立ちそうですね😊

    作者からの返信

    奥森さん、ありがとうございます!
    何事も絶対的な正解や、確かな選択肢なんて存在しないですよね。だからこそ人生に悩みはつきもの。
    朴葉焼き、一度本場の信州で食べてみたいです。味噌焼きにするとご飯がより進みそうです( ´∀`)bグッ!

  • くっ、やはり飯テロだ.....。
    古代米や奈良漬けが、土地柄を感じさせますね。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます!
    実際にこんな感じのカレーを提供しているお店がありまして、参考にさせていただきました。奈良漬けのトッピングには、私も意表を突かれました。

  • ああ、だし茶漬け!( ✧д✧)
    あまりにも美味しそうで、こんな飯テロが続くなら読むのが辛くなるかも......なんて思っちゃいました(^_−)−☆。
    お茶がらをポン酢で。試してみたいです。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、だし茶漬け、おいしいですよねぇ。さらさらっと食べたくなっちゃいます(*´▽`*)お茶がらポン酢も是非お試しください。茶の成分を余すことなく摂取できます。笑

    しばらく『料理』描写を込めたエピソードが続きますが、よろしければストーリー展開にもご注目ください。私としては連作群像劇に力を入れております( ´∀`)bグッ!

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    壮絶なお話でした…
    「鉄兎」という名前そのものの義足。
    普通とは違う意味の「出世」や、超訳の「往生!」など、琥珀さんの言葉マジックがここでも効いています。
    豚肉のキャベツと生姜ロールも、お話を読んだ後ではちょっぴり違う味わいがしそうです。でも美味しそう(笑)

    作者からの返信

    友香さん、そうなんです……
    登場人物の名前自体が、実は伏線でもありました。

    視点の切り替えや新しい解釈は、創作で力を入れたい部分なので、言及していただけて嬉しいです(人´∀`).☆.。.:*・゚
    「往生!」に関しては、実は神寺さん(僧侶さまの顔もあるそうですね)からヒントをいただきました。はじめに超訳を出したエピソードで反応をいただいて(*´▽`*)

    このエピソードでは、なんというか『噛みしめるようなメニュー』をと考えました。伝わりにくいかな。でも、間違いなく美味しいはず。

  • 透明なスープのラーメン、美味しそうですね~🍜
    お餅もやっぱり美味しそう~。

    「なんでお前の名前が書いてあんねん」に笑いました(笑)ノートに名前、で学校用のノートを連想しちゃったので。
    「リズムは違えど、俺たちの波はピッタリなんだ。読むよ。いつか」
    じーんとくる、いいセリフです。琥珀さんは素敵な台詞をいっぱい生み出されますね!

    作者からの返信

    友香さん、ありがとうございます。
    なかなかラーメンを食べる機会って無いのですが、最近は透き通るスープに惹かれます。そしてお餅や団子は、なんか食べたくなっちゃいますね。

    「なんでお前の名前が書いてあんねん」
    笑ってもらえて良かった! 私としても半分ネタを込めたつもりだったので。つい、ツッコんじゃう性分のようです。笑

    ここぞという時に気の利いたことを言えると格好いいですよね。現実はパッとは思いつかないもので、創作の中で時間をかけて挑戦しています。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    亀石さん、亡くなったわけじゃありませんよね?
    まさに旅立ったのだ、分岐の瞬間だったんだなぁと思ったのですが。間違っていたらごめんなさい。

    キャベツと紅しょうがの豚肉ロール、美味しそうです。でも、朴葉の香りってどんなのだろう。ただフライパンで焼くだけだと、再現は難しそうですね……食べてみたいな。

    作者からの返信

    霧野さん、これが前回と紐づく事の真相です。文字通り、亀石は旅立ちました( ´∀`)これまで共に過ごしてきた彼らの分岐点でした。

    たこ焼きやお好み焼きでも、紅しょうがが効いてると美味しいんですよね(о´∀`о)
    でっかい朴葉の味噌焼き。私も食べたことはないという。笑
    フライパンでも全然問題ないと思いますよ〜。
    ここではそのまま皿がわりにしています( ´∀`)

    編集済
  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    ああ、こんな別れ方をしていたなんて……。
    どうしましょう。二人の抱える想いをそれぞれ考えると、「悲しい」とか、そういう言葉ではまとまらない。
    それでも受け止め、食事をし、そして前を向く姿がもう……。
    きっと涼やかな風に乗って、言葉は届いているのでしょうね。

    作者からの返信

    玖珂さん、前回の亀石の回想が、ほんわり夢見るような雰囲気だったのはこういった理由からでした。亀石も鉄兎も前を向こうとしている。時間は一方向にしか流れないと言わんばかりに。
    実際、山で吹く風は、もやもやした気持ちを洗い流してくれると感じます。

  • ♬7 十六夜が明ける頃への応援コメント


     『食べることを楽しむ。それこそ生きることを楽しむこと』
    生きていくうえで食べることは切っても切り離せませんよね。
    私も食べることを楽しめる人は、毎日の生活に楽しみをたくさん持てる人だな、と思ってます。でも、物事を楽しむには余裕が必要なんですよねぇ。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、同感です。
    楽しむには余裕が必要。これがリュカが喉から手が出るほど欲しかったものです。衣食住に困らない。どころか、質的にも満たされている。ある意味、理想郷かもしれません。

    そこに身を落ち着けて、ようやく本来の執筆活動を再開します。
    まもなく、始まります♫

  • 蒼翠琥珀 様
     ふたりのあざとさにフルクさんはタジタジですね。
     ケーキみたいなちらし寿司は、見た目も華やかで憧れますよね♬

    作者からの返信

    空草さん、フルクは二人には敵いません。まあ、立ち向かう気もなさそうですが。
    ケーキみたいなちらし寿司。憧れます。食べてみたくて書きました。笑

  • 薬膳カレーってどんな味なのでしょう。美味しそう🤤
    やっぱり物語職人さんの描かれる食べ物はどれも美味しそうですね♪
    最初のほのかなレモン風味のお水から全部、私も味わいたいです。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、香り豊かなカレーにご注目いただきありがとうございます!
    薬膳カレーの定義ってよく知らないのですが(知らないのかよ!という一人ツッコミ)、体を温めたり、デトックス効果があったりという成分を含む食材、特にお野菜に注目していることが多い気がします。
    と言っても特殊なものではなく、食卓の定番のもの。あとは身体を整える上で理にかなっている、旬の食材をベースに考えるのかなと。

    あ!物語職人!笑
    二十四逝記はですね、私の物語の登場人物のエッセイ(明確には記載していませんが、本作に登場するキャラクターのもの)なのです。というか、カクヨム上に、私自身のエッセイというものは存在しておらずでして…
    ややこしくてすみません( ´∀`)

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    圧倒的な寂寥感、それでも再生していくしなやかさ、自然の中で癒されていく光景が素晴らしかったです!

    作者からの返信

    二尋さん、哀愁漂うクライマックスです。鉄兎も亀石が普段一人で噛み締めていたものを追体験してみようと思ったのかもしれません。
    全てを水に流すのは難しくとも、山では昂った感情を冷ましてくれる風が吹いていることでしょう。

  • ♬5 沙羅沢池の畔でへの応援コメント

    びっくりの連続で私自身も不思議な異都奈良に惹き込まれています。
    次は何が出てくるのか起きるのか楽しみです♪

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます。
    この世界は一体何がどうなっているのやら。惹き込まれているとのお言葉、とても嬉しいです。
    摩訶不思議の連続ですが、楽しんでいただけましたら何よりです♬

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    こんにちは。
    前回のお話から、こう繋がるとは! いろんなセリフが、また違った意味と味わいをもって響いてきますね。
    往生!の超訳2種が、どっちもそれぞれいいなと思いました。

    作者からの返信

    琳さん、こんにちは。
    ここで視点が変わると解釈も変わるような展開を。各々の台詞の雰囲気も感じ取っていただけて嬉しいです。SPICIAの面々が登場するエピソードには超訳シリーズを込めてみました。笑
    ありがとうございます!

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    味噌焼きや塩おにぎりに、もう一振りのしょっぱさを足した塩梅。とても心に染み入ります。数奇な運命とか、苦しい経験をしてきておりませんが、愛宕もなんだか救われた気持ちになりました。往生する時は、こういったエピソードを記憶に残して逝きたいなぁと思いました☆

    往生!(超訳:ごちそうさま!)

    作者からの返信

    愛宕さん、山でおにぎりです。そして汗と共に消失した塩分の補給。心身に沁みるのですよね。
    こうした苦い経験は誰にでも起こるものではありません。でもどこかにはきっと存在する。それに対してどのような救いを生むか、これには正解がないでしょうけれど、考え続けることはできるかもしれません。

    往生する時に持ってゆく記憶。大事にしたいものです☆

  • 新キャラクター…?方言が可愛らしいですね。
    最近ふと山登りがしたくなって山頂まで一時間くらいの山に行ってきたのですが、ペース配分考えてなくて途中で何度も休憩しました。
    トレイルランニングってすごいんだなぁと脱帽です。
    山での食事、達成感があってものすごく美味しそう。

    作者からの返信

    いずもさん、新キャラクター……といえばそうかも知れません。本作では初めての登場かな。
    まあ、山の楽しみ方は人それぞれ。トレランは自分との戦いというか、野生の本能むき出しになるようですね。というか、その部分を使わなければ成し得ないのでしょう。
    山での食事は機材やゴミを持って下山し、洗い物が終わったところがゴールです。きっと、そこで達成感を感じられたら一人前。笑

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    蒼翠琥珀様

     なんてこと! 鉄兎さんと亀石さんは、こんな別れ方を経験していたのですね。
     亀石さんの方が長生きで鉄兎さんを思い続けるのかと思っていたら、反対になってしまったなんて。しかも、助けようとした結果が、逆に突き落とす結果になってしまった(T_T)
     辛いし悲し過ぎますね(ノД`)・゜・。
     でも、ちゃんと向き合って二人の思い出を大切に生きて行くことを選択したのですね。そして、亀石さんを供養する食事を共に。
     フーゲンさんの苦悩もまた結論が見えませんね。あくまでも自然に、余計な手を出さないように。でも、それで悲劇が起ればやはり後悔してしまいますよね。
     どちらも、辛くて救いの無い悩みですが、二人とも前をしっかり向いていることが救いですね。一緒にご冥福を祈ります。

    作者からの返信

    涼月さん、実は悲劇の展開でした。そうそう、まるで亀石の方が鉄兎を置き去りにしたような。また、守ろうとすることが本当に守ることになるかどうかはわからない、という悲しい側面でもありました。

    腹を満たすことで、それぞれの道を歩んでいく糧とする。そう解釈して、あの場所で食事を共にしたのでしょう。フーゲンが居てくれたことは、鉄兎にとって心強かったかもしれません。

    またフーゲンは悟りを拓くため修行中ですが、迷いや悩みが尽きず、藻掻いているようです。一体何が救いになるのか。考え続けることこそ、その存在意義なのかもしれません。

    彼らへの祈りをありがとうございます。
    きっと届いていることでしょう。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    鉄兎が巨石から救おうとして亀石を突き落とした。
    そんな悲しい事件があったのですね。
    自分の過去を受け入れて前に進もうとするために、あえて食事をする。それも一つの方法かもしれません。

    作者からの返信

    雪世さん、これが前回の亀石の回想の真相でした。
    鉄兎の咄嗟の判断と行動は、悲しい結末となり……
    食事は生きることと密接に繋がっていますし、腹ペコのままの別れでは互いに前に進めないと考えたのかもしれません。
    鉄兎なりの気持ちの整理だったようです。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    ごきげんよう、前回の鉄兎さんと飛鳥さんの別れ、飛鳥さんの旅立ちは、文字通りこの世からの旅立ちだったのかと思うと、残された鉄兎さんの胸に残る傷痕、その傷痕を取り囲むように広がる大きな、ぽっかりと開いた空白が見えるようで、どれほどの悲しみを抱えているのだろうかと震えてしまいました。
    ましてや、このような事故の状況下で、いくつものふたりが現世に留まれるであろう「if」を、そのifを選択しなかったことを己の罪だと責めながら生きていくことの辛さ。普賢菩薩さまもまた、同様に罪を背負おうとしていらっしゃいますね、その後悔の深さと悲しみもまた、大きな重いしこりとなって胸の奥に沈んでいるのでしょう。
    「あの時、ああすればよかった」「もっとしてあげられることがあったのではないだろうか」、そんな風に思うのは、きっと、そのひとの優しさと愛情の深さ、相手への想いの大きさのせい。だからそれは罪ではなく、そのひとを想う心への弔いなのかもしれないな、と。
    ムジナさんの温かい言葉、そしてそれをきちんと飲み込み消化し、明日へ向かって歩くためのエネルギーに昇華させることのできた鉄兎さん、そして普賢菩薩さまが、これからも美味しいものをたくさん食べて、笑えますように。

    作者からの返信

    しのぶさん、沢山の温かいお言葉をありがとうございます!

    亀石の旅立ちを「飛鳥の」と名の方で書いてくださる辺り、フルクが書いていた絵で「竜が鳥に変化して飛び立っていく」という描写を拾ってくれているのかなと密かに嬉しく思っています。
    (あ、勘違いかな。いやしかし、しのぶさんならきっと)

    様々な別れの形がありますが、悪意のない悲劇という「結果」に自らを恨んでしまうのは、自他共にやりきれないでしょう。どうやら六科はその辺りを緩和してくれる存在のようです。普賢菩薩もまた、見守る立場でありながら、その有り様に思い悩んでいます。まだ修行中の身ですからね。悟りを拓くとが、その悟りは何を持ってして良しとすればよいのか、やはり正解は存在しないでしょう。
    でも、いかなる「旅立ち」も、やはり爽やかであって欲しい。これは私自身のわがままかも知れません。

    異都奈良の主人公リュカが綴る、この『暁の物語〜俺とオマエのお膳立て』は次回が最終話です。締めくくれるよう頑張ります。

    彼らへの祈り、あらためてありがとうございます!

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    なんだかスゴい世界観に圧倒されました。
    ふたりの物語はこの後どう続くのでしょうか?
    再び出会えた時にふたりがどんなにか経験を積んでどんなことを語るのか、とても気になります。
    あと一回でお話しが終ってしまうのが寂しく思えます。

    作者からの返信

    小鳥さん、ありがとうございます!
    お話の終わりを寂しいと思っていただけるのは、これ以上ないほど作者冥利に尽きます。

    この『暁の物語〜俺とオマエのお膳立て〜』は本体である『異都奈良の琥珀食堂』の主人公が作中で書いている小説という位置づけです。しかも私が書いている全ての作品は繋がっています。(というか、実は私は一つの話を、作品を分けることで断片化して書いています)なので、この話の世界観は、実はほんの一部だったりして。

    分岐してしまいましたが、この二人の話はまた別のお話ということになります。ですが、このお膳立てのお話は、次回が最終話。収束に向かって書きたいと思います。

  • 第九膳『再会のメニュー』への応援コメント

    何という、前回の鉄兎の孤独が、このような理由だったなんて!
    フーゲンと鉄兎との再会だけではなく、料理を通じて亀石との再会だったとは。
    でも、六科に心を救われ、前に進めたんですね。


    再会のメニューも美味しそうでした。
    きっと、亀石も別世界で味わったことでしょう。

    往生!(超訳:ごちそうさま!)

    作者からの返信

    出っぱなしさん、なんとこれが真相でした。
    前回は亀石視点で置き去りにしてきた鉄兎の話を、今回はフーゲンの視点で見送る鉄兎の話を。ハンバーグ回は鉄兎視点で亀石について。六科の位置づけも随分明らかになりました。

    腹ペコのまま離れ離れとなっていたので、互いの腹が満たされるよう願いを込めて、あの時作るつもりだった朴葉焼きを。これが、本当の意味での分岐点なのかもしれません。
    きっと亀石にも届いていますよね。ありがとうございます!

  • 鉄兎さんの言葉、どれもこれもグッときます。
    >「書けよ。お前が行った先で見たものを。それはお前にとっての事実でも、知らない奴からしたら、ただの物語だ。面白いじゃないか、そういうの」
    が一番好きかなー。なんか背中を押してくれてるような気がして……。

    自分のペースを崩して急いでいると、きっと大切なものを見落としてしまうなぁとつくづく思いました。

    それに、塩ラーメンの美味しそうなこと! 
    黄金色の油やトッピングの小さな小さなあられが、くるくる踊るという表現、素敵ですねー。

    作者からの返信

    一帆さん、鉄兎の言葉を気に入っていただけて良かった!
    私もその台詞、気に入ってます( ´∀`)bグッ!
    体験が伴わない聞いた話は全部物語に聞こえる気がする。笑

    物事と向き合うペースは人それぞれだと思いますが、速さや効率を求めすぎると、という部分はある気がしますね。

    スープの中でくるくると踊る描写は、今回取材のつもりで食べたラーメンで一番心に残った光景でした。取り上げていただけて嬉しいです!

  • ♬4 風変わりな街角にてへの応援コメント

    うふふ。
    なんとも面白いですね♪

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます!
    不思議な世界をお楽しみいただけましたら嬉しいです♬

  • チャーシュー、とろけるチーズのようなチャーシュー!
    大好きですw
    チャーシューが美味いラーメン屋は間違いないって、誰かが言ってましたねw
    それに、ゴルフでも、チャーシューメーーンって打ったら、よく飛ぶとか?
    チャーシュー、侮れませんねw(#^.^#)

    作者からの返信

    風鈴さん、チャーシューに大注目いただけて嬉しいです。
    今回は記憶と願望だけの登場でしたが……

    >チャーシューが美味いラーメン屋は間違いない
    そんな逸話まであるんですね。ゴルフの話も含めて、チャーシュー最強説w
    まったく。侮れない奴ですね( ´∀`)bグッ!

  • こんにちは。
    ゆっくり歩む者と、はやく去る者とは、噛み合わないようでいて波長が合う。この世の神秘を表すようですね。
    ふたりの会話の生み出すイメージが、詩のようでした。

    作者からの返信

    琳さん、こんばんは。
    この世には思いも寄らない、一見では判断できないことが沢山ありそうです。こんなこともあるんだな、を感じていただけましたら。自分と違うタイプの人と、なんか合う。これって見つけたら、なかなかに嬉しいものかなと。
    二人の会話から詩を思っていただけて光栄です。

  • 色と、音楽と、時間と、世界が幾重にも重なっていて、心地よく酔ったようになりました。

    ラーメン、美味しそうなのは勿論、美しいです。作品世界全体を包み込む色彩に凄く馴染んでいて。

    作者からの返信

    玖珂さん、別れのシーンながら心地よさを感じていただけてよかったです。うまくいったかな。
    色、音、時間、といった波的な現象を集めてみました。

    ラーメンの描写を褒めていただけるなんて!ありがとうございます!
    まさにラーメンの器の中身もまた、一つの世界観の構築がなされているように思えますよね。こだわりのラーメンを生み出してくれる方たちに感謝しないと。なんて。

  • ゆっくり歩むほど、早く辿り着く。深いなあと感銘しました。
    きっとあせるほど大事なものが分からなくなるのかもしれませんね。
    色々とな人生訓を教えて頂いて充実した気分です。
    そして、煮卵子の美味しそうなこと(*´ω`*)!

    作者からの返信

    奥森さん、ありがとうございます。
    実は『ゆっくり歩くほど速く進む』という話は、ミヒャエル・エンデの『モモ』に登場する亀のカシオペイアが言っていたことを参考にしました。まさにおっしゃる通りで、日々に忙殺されているうちは、物事の姿は殆ど見えないんじゃないかなと。かの作品から学んだ人生訓であります。
    煮卵、美味しいですよねえ( ´∀`)

  • 今回のお話は音楽と絵に彩られて、映像的に華やかな感じで楽しかったです。その分、お別れの切なさが胸に沁みました。ノートに自分の名前を書き入れてプレゼントするなんて、考えたこともなかった!

    「書いたものは遺る。オマエの物語も。俺の名も。リズムは違えど、俺たちの波はピッタリなんだ。読むよ。いつか」
    このセリフ、グッときました。泣いちゃった…
    本当にピッタリのお二人だったんですね。異なるリズムで別の道を歩いても、心はピタリと重なるのでしょう。ああダメだ、また泣いちゃう。

    そうそう、ラーメンもとっても美味しそうでした! お腹が鳴って大変です。涙を拭いながらお腹グゥグゥ言ってますw
    今日のお昼はラーメンにしようかな。インスタントの袋麺だけど。

    作者からの返信

    霧野さん、ありがとうございます!
    映像と音楽の彩りが切なさを引き立てる。背景の演出はうまくいったようです(よっしゃー!と密かに、しかし確かにガッツポーズ)一緒に行けないからこそ、名前を託すことで連れて行ってもらう、もアリかなと考えてみました。

    また、件の台詞に泣いていただけて良かった!(密かなガッツポーズ、その2)
    いえ、泣かせてすみません。
    あまりに引力が強いと、引き離そうとする力もまた強く表れるのやも知れません。

    涙で消費してしまった塩分を是非ラーメンで補給してください🍜
    インスタント麺の具材アレンジも楽しいですよね。実は山飯として、その路線案もありました。

  • これは心地よさそうですね♪
    私も住んでみたいです。
    こんな行き届いた場所。素敵ですね。

    作者からの返信

    かわのほとりさん、ありがとうございます!
    木の温もり溢れる空間です。笑
    私も憧れてしまいます(*'▽'*)

  • 鉄菟さんは特別な存在。

    ラーメンの描写がたまらないですね。
    スープはもちろんですが、白髪ねぎや半熟煮玉子、チャーシューの大盛りも美味しいですよね。

    作者からの返信

    Ayaneさん、気が合って、なんとなく一緒に居てしまう。それが当たり前過ぎて、道を違えるなんて想像もつかない。そんな関係は羨ましくもあります。それでも送り出すことは勇気の表れなのかもしれません。

    書いてみてあらためて、ラーメンって旨味のオンパレードだなと感じました。
    器の中の色合いや配置も巧みだなと。見た目も美味しいですよねえ。
    あ、また食べたくなってきた…笑

  • ごきげんよう、飛鳥さんの物語、ですね。
    飛鳥さんは、鉄兎さんを残して旅立ったのですね。幾重にも重なる世界を巡る旅に。
    フルクサスさんの描いた世界を巡る旅、鉄兎さんは、その絵を見た瞬間、飛鳥さんとの別れが訪れるだろう、飛鳥さんはミルフィーユのような世界を巡る、巡ることのできる人なのだろうと知っていたのでしょうね。やがて来る別れがあることを知りながらも、親しく淡々と交流を続けてきた彼の胸の内が、なんだか優しくて哀しく思えてしまいます。

    ラーメンって、日々必要に迫られて採る食事でもあるのでしょうけれど、人生の色々な場面、悲しい時、腹立たしい時、淋しい時、嬉しい時、悩んでいる時。そっと優しく心を包んでくれるような、そんな不思議な食べ物、というイメージ、ないですか?

    作者からの返信

    しのぶさん、ごきげんよう。
    今回は飛鳥視点でした。全十膳を10の視点でお送りするつもりです。旅立ちの話はどこかに入れたいなと思っておりました。いよいよこれがお別れだと認識があるのも、もう会えないなんて思ってなかったという置き去りの別れと、別れの形にも色々ありますね。ミルフィーユのような世界、美味しそ……いえ、面白い表現です!笑

    ラーメンが何らかの局面の感情と結びつく。わかる気がします。黙々と食べる、一気にお腹が温まる、そういった食べ物であるから、静かに宥めてくれるようなところがあるかも知れません。

  • まさに好対照な二人だったんだなと。
    それでも波長は重なり合う。
    塩ラーメンがまた美味しそうでした。

    作者からの返信

    二尋さん、好対照と表現していただけて嬉しいです。
    亀石が一度波打つ間に、鉄兎は何度も。それで何処かのタイミングで出会う点がある。そんな関係です。
    塩ラーメンは満足感があるのにあっさりしていて後を引かない感じがこの二人にもピッタリかなと。

  • ウサギとカメ、生きるスピードは違っても波長は合う。
    まるで時の流れが一定ではない、そんなような気がしてくるようです。
    ラーメンが踊るように食されていく様子がまたたまりませんね。

    <お前が行った先で見たものを。それはお前にとっての事実でも、知らない奴からしたら、ただの物語だ。

    良いですね、すごくしっくりときます。

    作者からの返信

    出っぱなしさん、まさしくそんな雰囲気を演出しようとしました。
    心臓の拍動回数はどんな生き物でも等しく、鼓動が早いほど短命と言われています。(『象の時間ネズミの時間』より)
    それぞれの視点では、時の流れの感じ方もきっと違うだろうなと。

    ラーメンを食べるときの様子って、リズム感があるような気がしまして。ラーメン屋さんの中で感じる音、とか。

    件のフレーズを取り上げてくださって嬉しいです! 出っぱなしさんのエッセイなんて、まさしくそうではないでしょうか(*'▽'*)

  • 干し肉とラーメンの対比がセンチメンタル☆
    ライク・ア・ローリング・ストーンとライフ・イズ・ア・ワインディング・ロードって、ちょっと似てるなって思っちゃいました (*´ω`*)

    作者からの返信

    愛宕さん、そうそう、秋風が連れて来るものはセンチメンタルです☆

    あ、確かに似てますね。なんとなくですが、車を運転したくなっちゃいます(о´∀`о)

  • ウサギと亀のようにそれぞれ生き方が違う以上、別れは必ず来るのでしょうが、「物語」を通じて出会うこともあるということでしょうか。

    ラーメンの描写も誌的ですね。

    作者からの返信

    雪世さん、なんと鋭い。まさしく! いずれまた、何処かの物語で。そんな雰囲気を込めたつもりでした。人間同士でも、皆それぞれの生き方があって、幸せの形もステレオタイプに囚われる必要もないだろうなと。

    ラーメンと対話するような空気感を感じていただけましたら、何よりです。

  • 蒼翠琥珀様

     亀と兎のリズムは違っても、時々ピタリと合う時がある。なるほどと思ってしまいました。長く生きるモノの寂しさを感じました。でも、鉄兎さんのお陰でまた会えると言う確信を得ることができたのかなと、そんな気もしました。
     ラーメンが美味しそうです! 作中の表現を見て、写真も見て、もう我慢ができません。食べたい(*´▽`*) シソとあられがまたいいですね。

    >ふと添えられたレンゲの存在に気づく
     この言葉に、ハッとしました。そうそう、こうなるって(笑)
     夢中で食べている様子が、目の前にあったのに気づかない様子が、凄くあるあるだなと思いました!

    作者からの返信

    涼月さん、亀と兎の話の私なりの解釈でもありました。それぞれのペースで、それぞれの道を。ずっとそうしてきた。だからこれからも。鉄兎が背中を押してくれたことは間違いなさそうです。
    長く生きるものの寂しさ、について言及いただけて嬉しいです。それは本当に幸せなことだろうか、という答えのない静かな問いを込めたつもりでした。

    ラーメンはですね、涼月さんのも拝読して、私もうおおおー!となっておりましたよ。笑
    こちらは塩ラーメンが看板メニューのお店でいただいた時の記憶を元にしました。シソとあられって珍しいなと。そのさりげない存在感と風味にやられてしまいまして。曜日替わりで海老塩とか柚子塩とかあって、また行きたくなる魔力が渦巻いておりました🍜

    作中では、理性的に行動しているつもりで、実際は本能に突き動かされて行動していた、といった雰囲気を演出したかったので、まずスープを楽しむ段階をすっ飛ばしてみました(о´∀`о)ここも拾っていただけて嬉しいです!

  • 第四膳『餃子と共同作業』への応援コメント

    蒼翠琥珀 様
     ミステリー•サークルの餃子、何が当たるかわっくわくなのが楽しさ倍増ですね♬

    作者からの返信

    空草さん、そうなんです。わっくわくです。笑
    何しろ、包んだ本人でさえ、どれが何かわからない。
    包む時も焼くときも、皆んなで食べる時も、楽しいはずです( ´∀`)bグッ!

  • 素直じゃない、心の複雑さ?
    でも、素直であることも大切な要素。
    言葉にしないとわからない、だけど、言葉にしたから勘違いもされる。
    ヒトの世は住みにくい。
    でも、その長い夜にも、いつか必ず夜明けが来る。
    そんな、いつかは、また楽しく平和なモノであって欲しいですね(#^.^#)

    作者からの返信

    風鈴さん、六科の心の内は一見複雑で捉えにくいですね。
    でも、誰の思い通りにもならないだけで、何処までも素直すぎるのかもしれません。そういったタイプには、ヒトの世は住みにくいでしょう。
    って、まるで『草枕』の冒頭のような!

    ならばその続きは、少しでも寛げて住みやすくするための芸術を磨き、心を豊かにする尊さに行き着きそうですね。
    楽しく平和な夜明け。
    素敵なコメントをありがとうございます!

  • 美味しそうなサクサクの天ぷらが目に浮かんでおります。
    タラの芽、季節のものを頂くと元気になりますよね。
    他人に提供するものは自分の舌で知っておきたいという食に対する責任も素敵です。
    今でこそ、我々はスーパーで安全な食が手に入りますが、昔はそうではなかったですものね(*´ω`*)

    作者からの返信

    奥森さん、天ぷらのサクサクって優しいですよね。
    季節のものを美味しくいただける素敵な食べ方です。新鮮なものを揚げるって贅沢ですよね♬

    メディカは好奇心と生真面目が同居するようなタイプみたいです。ひたすら経験と知覚を蓄えるには、時間を味方に付ける必要がありますもんね。スーパーで手に入る食材への安心感も、そうした取り組みの賜物ですね( ´ ▽ ` )ノ

  • ちらし寿司って同じように見えてその土地々々で違ってますよね。
    多分みんな思い思いのちらし寿司を。
    たとえ見た目は同じでも、味付けは違っていたりして。
    ふとした日常で、明るいけれどふとした瞬間に郷愁にふけるような、そんな感じがしてしまいました。
    それはそれとして、ちらし寿司食べたくなってきました。

    作者からの返信

    いずもさん、東西のちらし寿司といった程度のざっくりした違いくらいしか知らずですが、郷里の味覚が表れる料理なんですね!
    味付けの違いまでご存知とは。
    料理から土地の香りが漂うのを感じられるのは素晴らしいことですね。

  • フルクサスという単語自体初めて知りました。
    朱雀、白虎、玄武などの四神の中でも青龍(蒼竜)は春をつかさどるのでしたっけ。
    青春、朱夏、白秋、玄冬の語源ですね。
    春の味覚を味わいながら芸術に思いをはせる。趣がありますね。

    作者からの返信

    雪世さん、フルクサスに四神と季節の絡まりに言及いただけて嬉しいです。

    『フルクサス』は食べたり乗り物で移動したりといった日常を芸術化する、流動的で時にハプニングめいた、前衛的な芸術運動の総称です。異都奈良のお話全体に通づるテーマでもあります。

    またおっしゃる通り、青龍(蒼竜)は春、そして青春。彼らが駆け抜ける青春の時間、春の味覚。そしてそれぞれが表現したいこと。これらを仄めかす概念として取り入れました。

    >春の味覚を味わいながら芸術に思いをはせる
    こう書いていただくと、物凄く上品な雰囲気になりますね♬ありがとうございます!

  • こんにちは。
    薬草を探したり、衆生に食を施そうとしたり、徳が高いなあと思っていましたが、薬師如来の名を持つ方なら納得です。
    お題の文章が「自己満足だけの創造に興味はない」に変化しましたね。皆が、創ることを楽しめる世界。H&H企画を表すような言葉ですね!

    作者からの返信

    琳さん、こんにちは。

    現世で衆生の救済に励む薬師如来の名を持つ方でした。第三話シチュー回冒頭にて、名前だけ登場したSPICIAの創始者であり代表です。修行中の菩薩たちとは違った雰囲気が出ていたらいいなと思います。

    皆が創ることを楽しめる世界。まさしくH&H企画!拾っていただけて嬉しいです(*˘︶˘*).。.:*♡

  • 蒼翠琥珀様

     これは六科さんが、あの店を開くことを決める瞬間のお話でもあったのですね。
     薬師如来(メディカ)さんと袂を分かち、フルクさんと出会った時。
     でも、それぞれが自分の進むべき道を進みながら、またこうして会える日が来た。
     それは本当に素敵なことだなと思いました。
     物語の中に飲み込まれるような、そんな感覚を味わうことができました。
     とても壮大で深い世界観に圧倒されるとともに、抱かれるような安らぎも感じます。
     天ぷら、本当に美味しそうで、食べたくなりました(*´▽`*)

    >遺伝子に刻み込まれた記憶のせい
     油と糖は正にそうですよね。いや、それを言い訳に食べちゃまずのですが(笑)

    作者からの返信

    涼月さん、そうなのです。
    様々な糸が束ねられるようにタイミングが重なり、そして解けてゆく瞬間であったこと、読み取っていただけて嬉しいです♬それぞれのリズムで歩んでゆきながらも、その波長が合えば、また邂逅するものなのだと。まさに表現したかったことです。ちょっと感激しております。
    そこに抱かれるような安らぎ。やはり天ぷらの衣に包まれるような……食べられてしまいますよ。笑(注文の多い料理店的な)

    ついつい言い訳を用意してしまいました(*´▽`*)

    そしてこの場ですが、お誕生日おめでとうございます!
    少し出遅れてしまいましたが( ´∀`)bグッ!

    編集済
  • 糖と油の誘惑は『遺伝子に刻み込まれた記憶のせい』で抗えるはずはない!

    六科さんの複雑な思いをどう受け取ったか、うまく表現できずにいます。
    でも、六科さんの料理に対する思いはひしひしと伝わってきました。

    作者からの返信

    一帆さん、そうなのです。これは拭いようのない事実!

    六科の胸中は本人にしか解りようの無いものですが、六科の『やりたいこと』について、残りの数話の中で書けたらいいなと思っております。

  • なんかもう、迂闊に感想が書けない……飲み込まれ圧倒されてしまって語彙が消失したので、「すごくよかったです!」という小学生みたいな感想だけ残します。読み終えて、ちょっと呆然としております……

    作者からの返信

    霧野さん、ありがとうございます!シンプルな感想ほど純粋に撃ち抜かれるものはありません。飲み込まれ圧倒されているのは恐らく『お題』の潮流に依るものかと。
    なんと!読み終えて呆然と……まだまだこれからですよ〜!
    (自分で己の首を絞め、鞭打つスタイル)

  • ルビに超訳、絶好調ですね!
    絵の表現に惹かれました。最初トリックアートなのかと思いましたが、さらに動いて、飛び立つんですね!昇龍ですね🐉
    天ぷらの天つゆが、後半のそば湯にシンクロしました。どちらも美味しそう♬

    作者からの返信

    友香さん、今回もいつもの味付けを忘れず入れておきました。笑

    絵の描写に注目していただけて嬉しいです。この絵、実はかなり重要なキーでして……そうそう、昇龍です🐲このようにして世界が生まれ……おっと口チャック!
    そのとおり! ある意味トリックアートなのです( ´∀`)bグッ!

    天ぷらもお蕎麦も楽しめるお店で味わい尽くしました(*´▽`*)

  • 天ぷら描写の細やかさと、市井に住む神々の思惑の壮大さ、今回も読み応えありましたね。クライマックスにつながる雰囲気も見事でした!

    作者からの返信

    二尋さん、読み応えを感じていただけましたか!長めのエピソードになってしまいましたが、お題は変えつつも、含まれる要素は可能な限り活かしたいなと思っております。
    ノートの方で、どの辺りに山を設ける予定か、ふんわり告知してくださって助かりました。

  • 天ぷらの美味しさを伝えるところ。美味しそうなのは勿論、描写が凄く細やかで美しくて、「美味しい」という感覚をひとつひとつ辿ることができて、こういう描写、大好きです♬(感想がひらべったくてすみません……)
    あと、タラの芽の天ぷらの味で六科さんの魅力を思うところとかも。

    全体を包み込む雰囲気が素敵でした!

    作者からの返信

    玖珂さん、ありがとうございます!
    平べったいだなんてとんでもございません。お言葉一つ一つ噛み締めて読ませていただいております。天つゆが染み出してくるようです。
    ああ、タラの芽と六科を重ねて視るあたり、ご注目していただけて嬉しいです。なんかぴったりだなと。笑

    包み込む雰囲気!そんな風に感じていただけて嬉しいです。天ぷら回だけに、衣で世界を包んでしまえたのかも!なんて。