蒼翠琥珀 様
壮行式を彩る鮮やかなデザート、どれも爽やかで美味しそうです♪
毎度美味しそうなお料理と(お料理を盛り付ける食器もおしゃれで素敵でした)、深みのある物語と世界観に圧倒されていました。私もこの世界を旅しているみたいでワクワクしながら読んでいました!
作者からの返信
空草さん、完食ありがとうございます。
奈良の魅力は質素で飾り気がないこですし、豪華さを求めるとちょっと違うのかなと。できる限り自然から生成された食材が持つ色素を食卓の彩りにしたいものです。
食器も私としては葉っぱに乗せたのが一番お気に入りだったりして。笑
また、素敵なレビューを寄せてくださり有難うございます。
>この世界を旅しているみたいで
これを感じていただけるのは本望ですので、嬉しく思います。
遅ればせながら、最終話を読みに参りました。
連日の酷暑でへばっておりました……暑いの、ほんと苦手なんです。
おかげさまで、涼しげで色鮮やかなメニューの数々に救われました。読んでいるだけで清涼感と出立の前向きな気持ちを味わうことができました。
旅立つ人はきっとみんな、ここでの記憶を失っても経験したことは密かに積み重なっていて、次の生に活かすのかな〜…なんて思っております。魂が豊かになるっていうか、育っていくのかな、と。
ああ、余韻が錯綜していてコメントがまとまりません。そんなに酔っ払っていないはずなのですが……感じたことがたくさんあるのに、上手く言葉にできない。
琥珀さまの物語は時々難解だけれど(←私にとっては)、いつも面白いです。って、小学生の感想みたいだw
たぶんまた初めから読み返します。ありがとうございました!
作者からの返信
霧野さん、お越し下さりありがとうございます!
私も連日の酷暑で溶けております……
こちらのクリームソーダは、霧野さんの喫茶店で待ち合わせエピソードを読んだ時からふんわり描いていました。素敵なイメージのきっかけを下さってありがとうございます。
>記憶を失っても経験したことは密かに積み重なっていて、次の生に活かす
私もまさにそんなイメージを持っています。
生まれてはじめてすることなのに、なんとなくやり方がわかったり、できる気がしたりすることってないですかね。
それってまさに刻み込まれた慣れ、不慣れなんじゃないかって。
私の話は難解だと思います。少なくとも、いわゆるライトノベルではないだろうなと。
小説を書く力が熟練してくると単純明快にスカッと書けるのだと思いますが、今はそこの技巧を追求するより視ているものをできるだけ忠実に表現することに重きを置いています。
だから読んでもらえるだけで有り難いのですけれど、こうしてコメントいただけることは感謝しかありません。称賛の言葉は純粋に嬉しいものですけれど、書くことに立ち返れば、やはり率直な感想が一番役に立ちます。
いつもありがとうございます!
キラキラしていてとても奇麗なデザートですね!
わたしはレモネードがいいなぁ。
「六科の【BAR古都奈良】は、そもそもチョコレートBAR」とは知らなかったです。なんでも作れちゃうんだもの。
いろんな言葉の不思議さ、重みを思い返して、もう一度、読み直したくなりました。
作者からの返信
一帆さん、ありがとうございます!
レモネード、さっぱりしていて、これからの季節にぴったりなはず♪はちみつも注ぎたい。BAR古都奈良がチョコレートの店であることは別の作品ではチラリと登場しましたが、本作ではここで初めて。
まあアレコレの料理に関して、六科は本格的なものとしてではなく、半分は常連さんとの戯れで出していますから。笑
言葉を分析したり、再解釈してみると、新たな一面が見えてきたりして、面白いですよね。
色とりどりのデザートが並ぶ様子を思い浮かべて、うっとりです。
個人的な印象ですが、作品を拝読している間、日を受ける琥珀のような輝きが視界に広がっていて、夕陽の香りがしていたので、その中に並ぶグラスがもう、美しくて。
今、じっくりと、「さようなら」の向こうにある、どこかでの「こんにちは」に想いを巡らせています。
最後の「乾杯」の超訳も素敵でした。
作者からの返信
玖珂さん、色んな所でクリームソーダを見かける季節になりました。あれは視覚芸術の一種かなと思っております。
琥珀のような輝きと夕陽の香りとは、また格別な黄昏時ですね。なんと美しい表現でしょう!
「さようなら」と「こんにちは」はどちらも希望のある挨拶かなと思っています。「乾杯」を意味する「cheers」には色んな意味があるとのことで、今回ここに引用してみました。「門出」「卒業」の定番の歌でもありますしね。
綺麗で美味しそうなグラスがたくさん…✨✨
でも、やっぱり桜ソーダに一番惹かれます🌸
ハーフ&ハーフ2の連載、お疲れ様でした!
「俺とオマエのお膳立て」というタイトルが素敵だなあと、改めて感じました。
器にまで手を抜かない、丹念に綴られたメニューの数々。
どれも創意工夫と呼ぶに相応しい素敵メニューでした♡
作者からの返信
友香さん、乾杯に繋がるものをとこちらにしました。暑くなってきましたし、爽やかな演出も兼ねて(人´∀`).☆.。.:*・゚
桜ソーダは実は本編一話より拝借。笑
実はリュカが異都奈良へ来てはじめに口にしたものでした。
終わりは始まりです( ゚д゚ )クワッ!!
お膳立てっぽい話に仕上がっていたらいいなと。言及いただけて嬉しいです。一番お気に入りの器は朴葉ですかねえ。
料理の味覚的なところでは大して攻められていませんが、見た目というか、雰囲気というか、そのあたりは頑張れていたでしょうか(´~`)モグモグ
最後まで超訳が効いてますね!!
明日香の亀石、石舞台、いろいろな言葉が関連して出て来て、さらに仏教を絡めてあったりと、そしてSF的な話で、なんて欲張りな物語なのでしょう!
欲張りにはお料理が欠かせません、なので、お料理にもいろいろな仕掛けがあり、この物語はどこから切り取ってもいろいろな妄想を喚起してくるものとなってますね。
その知識と、語りと、文字の限界まで追及されておられる姿勢に感服いたしました!
完走、お疲れ様です!!
作者からの返信
風鈴さん、ありがとうございます!
奈良の色んな事物を可能な限り込めております。確かに欲張りだ!笑
お料理の本格的な描写は大してありませんでしたが、腹ぺこな人たちが沢山登場しました。人生いろいろだ。とはいえ腹は減る。どのような世界においても、切り離せない要素だなとあらためて感じました。
様々な切り口で丁寧に読み込んで下さりありがとうございます。
とても嬉しいです。
風鈴さんも、お疲れさまでした!
感想が遅く、そしてまとめてになってしまってすみません。
しかも私、主人公さんのお名前を記載ミスしておりました。こんなところで恐縮ですが、重ねてお詫び申し上げます。
編集済
そうか、なるほど常世。実は以前カクヨムで常世を扱った作品を読んで以来自分のなかで少し特別なワードとなってます。
本当にあるのかな、あったら面白いな。覚えてたらな。なんて思うのですけれど、みんな現世に渡るときに忘れ去っているようですね。
もしかしたらわたしにも常世の友人がいるかもしれません(*´ω`*)
お料理のほうも素晴らしく見事飯テロにかかりまして笑
ハチミツトーストも時折食べております!
執筆お疲れさまです!
作者からの返信
奥森さん、ありがとうございます!
『常世』とは変わらない世界のこと。ずっと今が続けば良いのにという理想と、ずっとこのままで良いのだろうかという疑問の間で葛藤が生じる世界のことではないかと考えています。
これは人間の心理の中に生まれる世界とも言えるかもしれません。
本文の通り、死後の世界と考えることももちろんあるでしょう。
でもまあ、死後の世界もこうして歩くことができるなら、何かしらの形でずっと生きていると考えてもよいのかも。
なんか希望あるような話になりました。笑
ハチミツトースト!
美味いものが食べられるなら、常世でもいいかも。笑
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
第十膳まで楽しませていただきました。企画参加作品といってもこのシリーズだけで独立した物語のようでした。毎回に蘊蓄があって、オマージュなどもさりげなく入っていて、いつも理知的なお話を書かれるなあと思います。仏教のお話を美味しいものを食べながら聞いているような感じでした。
不参加者なのでコメントは控えておりましたが、最終話ということで失礼しました。執筆お疲れさまでした。
作者からの返信
柊さん、ありがとうございます!
部分的に企画に参加するにあたって、独立した形で読めるように意図して書いてはいます。でも、企画やコンテストに参加するためだけに何か書くということはないですから、コメントいただけて本当に有り難いです。
むしろ、企画に参加していない方の、企画とは別の視点の意見があると、こちらとしては非常に助かります。
奈良を題材にしていますので、何かしらモチーフを込めたいと、書くにあたって多々必死で調べております。(仏教をはじめ、元の知識は無いに等しいので、結構必死です)オマージュ等々にも気づいていただけて嬉しいです。
本編はまだ続きますが、ここまで読んで下さりありがとうございます!
完走、おつかれさまでした! (物語は、まだ先へつづきそうですね)
亀石さんも、この舞台から去るとは則ち次の世に出る、ということなんですね。こんにちはとさようならは表裏一体、不即不離。
輪廻をなんども繰り返して、その先には悟りがあるのか救済があるのか、それともただ永劫回帰だけがあるのか。。
最後の超訳も最高でした!
作者からの返信
琳さん、ありがとうございます!
そうなのです。このお膳立てシリーズは作中作でして、本編の主人公リュカが意図奈良に来てはじめに書いてみた物語でした。習作みたいなものかもしれません。
モチーフとして輪廻を思わせるものが多数登場している本作ながら、永劫回帰が並列で想起されるのは流石としか言いようがありません。まさしく。そこはどちらか、というよりは、いずれも含むと言っておいた方が良さそうです。
最後の超訳ネタは、「ありがとう」や「さようなら」の意味もあるチアーズ(乾杯)にすると決めておりました。
正々とした深みを感じました。ラストに向かって繋がれていった言葉の数々がカッコイイ! そしてデザートの涼しげなこと!
改めて仮完結おつかれでした!
読み応えと静かな情緒たっぷりの素晴らしい作品でした。
作者からの返信
二尋さん、ありがとうございます!
デザートは乾杯できるものをと考えておりました。
『乾杯』といえば卒業ソングや門出を祝う歌としても有名ですし、あの歌詞はまさにこの話にぴったりかなと、密かな狙いもありました。
暑くなってきたこの季節的にも、カラフルなデザートが映えていたら良いなと思います。
自身の連載長編の中での参加はどうなのかなと思いつつ、テーマが料理関係との知らせを見た時に、ここに絡めるのが良かろうとピンと来たのも事実。
読み応えを感じていただけて嬉しいです。
偲ぶのではなく出世を祝う。ちょっと見方を変えれば、そのモチベーションも変わってくることは古今東西の説法にもありますが、こうして言葉を変化させて導いてくれる創作者が存在すると救われる者も増えそうな気がしました。
チェスナが創造者……しかも一刀彫だなんて器用っ! 火鼠の置物、一つはデスクに飾っておきたいものです。今は乾杯で飛鳥の未来を想像していたいものですね☆
とても面白かったです★★★
作者からの返信
愛宕さん、ありがとうございます!
いわゆるポジティブ思考は解釈の転換にあるでしょうが、六科や薬師如来からすると、『此処から居なくなった者はまさに生まれるに至った』とすれば、まだ此処に居る者たちに対して『お前はもう死んでいる』と言っているようなものですから、その表現に苦悩は付き物なんでしょう。
『解釈は自由』は『解釈はいつでも簡単に覆る』という言葉の裏返しでもあります。それを自身が行うのか他者によってもたらされるのかはわかりません。
もうお気づきかもしれませんが、この世界(作品を分けていますが、ずっと一つの物語を書いています)では無数に存在するそれぞれの創作者が、それぞれの解釈を綴ります。ただし創作者が何かを覆そうと意図しているわけではないんですよね。それぞれの視点でありのままに。
『覆る』というのは、観測した者の中に起こる現象かなと。
火鼠は他の作品で既に登場していますが、そういった生き物の創造原理じみたものが提示されました。チェスナが創作者、かどうかは定かじゃありませんが、奈良人形といって一刀彫は奈良の伝統工芸でもあるので、ここはやはり出しておかねば、と。
飛鳥の未来(か過去かはわからない)話は、実は既に存在しています。そうとは明確には書いてありませんが。笑
楽しんでいただけたなら、良かったです。
また、素敵なレビューを書いてくださりありがとうございます。もったいないお言葉の数々。チョコレート屋なのに、面白半分の趣味で色々出しているうちに、何の店かわからなくなった六科の店ですが、チョコレート菓子のアポロみたいな蕾のカルミアを引用したあたり、さり気なく拾ってくださっているのかな?と解釈しました。
重ねて御礼申し上げます。
完結、お疲れさまでした!
話しが進むにつれて世界が大きく広く深くなっていって、そこに添えられる料理のエピソードがまた素晴らしく、なんだか曼陀羅の真ん中にいるような心持ちでした!
亀石は翼を広げて次の世界へと旅立ったのですね。そのための滑落事故。
一方から見ると悲劇ですが、それがないと先に進めないこともある。
はなむけのデザートが美しく、儚く、この物語を示しているように思いました。
作者からの返信
小鳥さん、ありがとうございます!
曼荼羅の真ん中にいるとはまた言い得て妙な!素敵な表現を嬉しく思います。何事も身近なところから、また興味のあるところから世界が広がってゆくのかなと。
また、どんな物事がどんな結末に繋がっているのかは、それを体験するまでは決してわからない。一見悲劇であり、不吉である『死』すらも、一方向からの解釈に過ぎないのかもしれない。亀石の経緯は、『死と出生は表裏一体』といった概念を仄めかす寓意的なモチーフとして描きました。
来る夏は彩りもくっきりとする季節です。はなむけのデザートはそこへ向かうような、爽やかに彩られたものがいいなと。そして儚くあっという間になくなってしまいそうですね。視点を変えればお腹に収まるということ。儚さの象徴、桜とともに。
丁寧に読み込んでくださりありがとうございます!
ごきげんよう、エピソードの完結、お疲れさまでした、そしてとても素敵な終わりと始まりの物語を、本当にありがとうございました。
飛鳥さんの旅立ちを偲ぶのではなくて祝っての集まり、皆さんが胸に抱えた優しい想いを、なぞるように、象るように、ムジナさんの出すお料理に込められた想いと優しさがこの異都に残った皆さんを包み励まし、そして現世へと飛び立った飛鳥さんへのエールとなっているのでしょうね。
本当に、温かくて、優しい世界。
ムジナさんもフルクさんから啓発されたんですね、本当にたくさん用意され提示されたミルフィーユのような世界から、こんなに素敵な優しさを取り込み、お料理に籠められるムジナさんだからこそ、飛鳥さんへのエール、残された皆さんへのエールが染み渡るのだろうなぁ。
飛鳥さん、飛び立ち旅立ったからこその飛鳥という名前、加えて別れは始まりで、明日を匂わせる、だから飛鳥であり、明日香とも書くのかと爽やかな感動を貰えました。
今日まで楽しませてくださり、本当にありがとうございました。
作者からの返信
しのぶさん、お膳立てシリーズはこれにて一段落です。前線でお付き合いくださりありがとうございます。
飛鳥の旅立ちは、皆が知らずともお祝いのはず。六科はそう考えています。想いを象ると書くとは流石ですね(*´▽`*)
そうなのです。残った者たちもいつか、と。
ムジナはかつてフルクの絵を見て、この世界の構造と原理を不意に悟ったのかもしれません。それをきっかけに自分ができることも閃いた。皆にエールを送ることであると。また想像や創造は連鎖的なものなのかなという気もしています。
また飛鳥と明日香にご注目いただけるとはお目が高い。
『明日を匂わせる』からピンと来てくださった辺りも流石です。
『飛鳥』は『明日香』の枕詞なのです。だから『飛鳥』と書いて『あすか』と読むのだと。奈良ですから、やはり万葉集には触れたいなと。(と言ってもからきし知識に乏しいので必死ですが……)
それに飛鳥時代の中心地であったとされる飛鳥村は、のちに合併を経て明日香村と改名されました。時代の変遷を眺めてみても、やはり飛鳥は明日香に先立つようです。
そして鳥は向かい風に乗るんですよね。それは明日から吹く風が香るからかもしれません。
こちらこそ、楽しんでいただけたなら何よりです。
作者としてはそれに勝る喜びはありません。
完結お疲れ様です!
常世での別れは現世での出会い、姿かたちを変えてまた出会うことができる。
でも、別れは寂しいが喜ばしいことでもある。
六科は見守り続けたからこその言葉ですよね。
やりたいことをやり創造していく。
現世は限られた時間しかないからこそ、そう有りたいですね。
もしかしたら、この世が常世かもしれませんが(笑)
では、乾杯!(超訳:素晴らしい創作をありがとう!)
作者からの返信
出っぱなしさん、ありがとうございます!
やはり生き方、在り方で、視点も見え方も違ってくるものかなあと。その辺りを登場人物ごとの認識の違い(深さ?)で表現できればと思っていたので、そう言っていただけてホッとしています。
やりたいことをやる
創作する表現者たちはもちろん、誰しもそうありたいものです。
そして、そうそう! この世こそ、常世かもしれないのです。笑
また不老不死なんて実現しちゃえば、それは常世と現世の反転を意味するかもしれません。
では、あらためまして。
乾杯!(超訳:また良き日に!)
蒼翠琥珀様
完結お疲れ様でした。
亀石さんは亡くなったと言うよりは、現世へ踏み出したと言うことなのですね。
今ここにいる面々は常世での姿であって、いずれ現世へ踏み出す時もある。そしてまた戻ってを繰り返しているのが玉木さん。
でも変わらずに見守っているのが六科さんなのですね。
変らないことがこの常世の姿でもあるのですね。
チェスナさんが火鼠の目に色を入れる瞬間がいいですね。
>進化の、分岐も。こんな風に、いたら面白い、こんな能力のある生き物がいたらどんな世界になるだろう、なんて想像から始まるのかもしれない
確かに。そんな始まりだったら楽しいなと思いました。
きっと世界は遊び心に満ちている。そんな気がしました。
新しい世界への希望を込めた優しいラストにみんなの笑顔が浮かびました。
蘊蓄に富んだ言葉の数々に、いつもハッと、ドキッとさせていただきました。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
涼月さん、ありがとうございます!
少なくとも玉木さんはそのように解釈しています。つまり、この物語の書き手であるリュカ(暁)なりの、異都奈良の解釈を投影した、と言ってもよいかもしれません。
常世と現世の行き来(睡眠と覚醒の繰り返し)は『無色茶論』や『二十四逝記』を通して提示してきた創作上の死生観ですが、小説として明確に表現したのは今回が初めてです。ようやく書くに至りました。
そして常世とは変わらない世界のこと。
これはこの時間がずっと続けばと思ってしまうけれど、実際はそうもいかないというセンチメンタルが生み出す、生きている間に垣間見る理想郷とも言えそうです。死後の世界という解釈も勿論ありますね。
チェスナの一刀彫にもご注目くださり有難うございます。
>世界は遊び心に満ちている。
まさしく。そしてそのようにして生み出されたものが、常世を離れ生きているのかもしれません。
あとに続く六科の『イメージを実現する楽しさ』のリードであり、この世界の原理とも言える重要なキーでもありました。(作品を分けていますが、わたしは実はたった一つの物語しか書いていないのです)
いつも温かい感想や気付きのコメントをありがとうございます。そういったお言葉に支えられて書いているとヒシヒシと感じます。こちらこそ最後までお付き合いいただきまして有難うございました(*´▽`*)
>『おかえり』と『いってらっしゃい』の狭間で、『いただきます』と『ごちそうさま』がある食卓と料理を用意する。
この一文がいいなと思いました。
帰る場所であり、再出発の場所でもあり。生きるために必要な食事を、喜びと共にいただける場所でもある。
それぞれのデザートも色とりどりで涼しげで、想像しただけで素敵ですね。
たびたび挟まれる超訳もなるほど!と思いました。乾杯で締めくくるのが清々しいです(*⁰▿⁰*)
作者からの返信
陽澄さん、ありがとうございます!
『おかえり』『いってらっしゃい』『いただきます』『ごちそうさま』の4つのワードは、企画『ハーフ&ハーフ』で提示されたものでしたが、含め方を工夫したところだったので、ご注目いただけて嬉しいです(*´ェ`*)
また『乾杯』を言いたいがために、デザートをこのスタイルに。
誰かが居なくなることは寂しいけれど、それもまた再解釈してみれば、祝福と言ってよいのかなと考えました。
ここまでお読みくださりありがとうございます!
沢山のお星さまも、大事にいたします!