簡潔に言おう……一読してくれればわかる
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(24文字)
夏の夜、「わたし」は荷車を押し、山間の道を進む。「たなばたさま」を口ずさみながら、小学生の頃の七夕の出来事を思い出す。短冊にすぐに願い事を書いた双子の姉と、二つの願い事を書いて一方を隠してしまったわ…続きを読む
なんて美しい小説なんだろう。妹の姉への想いは嵐のように強くて激しく感じるのに、全体の印象はすごく静謐で繊細に感じます。夢見里さんの文章力がすばらしく、映像がくっきりと浮かんできます。姉…続きを読む
あまりに鮮明に景色が浮かぶものですから、月に葬ることが本当にこの世に起こりうることなのだと錯覚してしまいました。私も死の先に送られるならこれが良い、と。妹の、きっと姉は自分の思いなどに気付いては…続きを読む
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