美しい双子の姉が突然死し、取り残された妹の物語。
小説や俳句らしきオリジナル作品投稿場所。
夏の夜、「わたし」は荷車を押し、山間の道を進む。「たなばたさま」を口ずさみながら、小学生の頃の七夕の出来事を思い出す。短冊にすぐに願い事を書いた双子の姉と、二つの願い事を書いて一方を隠してしまったわ…続きを読む
美しい世界観と紡ぐ言葉のひとつひとつが切なく、感情的な心理描写に心を掴まれるような感覚に包まれました。妹の想いと姉の想い、もどかしくも淡くすれ違う想いにほのかな色気の情緒が素敵でした。うっとりしてし…続きを読む
あまりに鮮明に景色が浮かぶものですから、月に葬ることが本当にこの世に起こりうることなのだと錯覚してしまいました。私も死の先に送られるならこれが良い、と。妹の、きっと姉は自分の思いなどに気付いては…続きを読む
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