筆者の精神的なリハビリも兼ねて、ここで筆を取り書こうと思います。 僕と同じように心がダメな人、頑張ってもダメな人、生きても無駄な人。その人達が少しでも力…
細やかな思慮を持って並べられた言葉たちが、月のように穏やかな輝きを放っている。そんな美しさに心を惹かれました。文章を読んでいて、ここまでの芸術性を感じたのは久方ぶりです。私は常々小説にしかできな…続きを読む
美しい世界観と紡ぐ言葉のひとつひとつが切なく、感情的な心理描写に心を掴まれるような感覚に包まれました。妹の想いと姉の想い、もどかしくも淡くすれ違う想いにほのかな色気の情緒が素敵でした。うっとりしてし…続きを読む
この小説は、一人称で、すべてがモノローグ。冷たく言えば、死人に口なし。しかし、かの人はそんな冷たい言葉で表される人ではなかった。葬る人が、葬りたいものは、何だったのでしょう。それを月が見…続きを読む
あまりに鮮明に景色が浮かぶものですから、月に葬ることが本当にこの世に起こりうることなのだと錯覚してしまいました。私も死の先に送られるならこれが良い、と。妹の、きっと姉は自分の思いなどに気付いては…続きを読む
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