曲者揃いの勇者達。それを率いる少女もある意味、曲者。

あぁ、面白い。
それがこの作品を読んだ後の感想として、一番しっくりきた。

この世界では、各々の勇者達がパーティーを組んでクエストや依頼をクリアしていく。
しかし勇者と言っても、その全てが聖人のような行いや経歴を持っている訳ではない。
――いわゆる「はみ出し者」
それをまとめて規格外のパーティーを率いる事となった少女。それがこの物語の主人公だ。

軽快な一人称視点で語られる物語は、一話一話がほどよいリズムで繋がれている。
段々と曲者達と打ち解けていく様は、読み進めていく上で非常に心地が良い。

くすっと笑える場面、くどくない戦闘描写、どれも中々に作者のセンスの高さが伺える。


最後になるが、改めて言う事にしよう。

この作品は面白い。

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