私は世界を救えない~追放者だらけの最凶勇者パーティを率いる新人少女~

作者 五味九曜

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87人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

A子
「今回、紹介するのは、『私は世界を救えない~追放者だらけの最凶勇者パーティを率いる新人少女~』 だ!」
Bくん
「追放、物ですか。少し前から流行ってますよね」
A子
「そうweb小説で流行っているジャンルだね。パーティーから追放されて、そこから成り上がる、という展開が多いね」
Bくん
「この作品は違うんですか?」
A子
「いや、根本はそうなんだけど、この作品は主人公が追放されるわけじゃない」
Bくん
「え、まさか追放する側?」
A子
「いや、そうじゃない。主人公はエステルという女性なんだが、勇者を管理する協会のような組織に入っているんだ。
 そして彼女は、何らかの理由で追放された勇者たちをまとめる係に任命されるんだ」
Bくん
「へー、じゃあ彼女は勇者ではないんですね」
A子
「そうなんだ。そして、彼女が担当するのがゼータというパーティーなんだけど、この連中がとんでもなく癖が強い」
Bくん
「どんな理由で追放された人たちなんですか?」
A子
「いいところに気がついたね。
 まず、このジャンルの定番の追放理由はなんだと思う?」
Bくん
「えーと、単純に弱いからとか、援護系で活躍が伝わりづらいからとか、ですかね」
A子
「そう。そういった人たちが新たな力を身に着けたり、真っ当な評価をされていくのが面白ポイントなんだけど、この作品のキャラクターたちは少し違う」
Bくん
「というと?」
A子
「まず、一人も実力不足で追放されたものはいないんだ。
 一人は仲間だった奴らを全員殺したり、一人は恋愛のいざこざでパーティー内をめちゃくちゃにしたり、と問題行動で追放されてる者が多い」
Bくん
「えーー、めっちゃヤバい集団じゃないですか」
A子
「そうなんだよ。中にはまともな人もいるんだけど、トータルでいうとヤバい集団なんだ。
 そして、そんな集団をまとめるのが主人公のエステルっていうわ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

(2022/7/18執筆)
 仕事が苦手な勇者協会の新人エステルは、他のパーティーではクセがありすぎて扱えない人物を集めたパーティー、〈ゼータ〉のリーダーとなってしまう。

 当然、クセだらけの〈ゼータ〉のメンバーはそう簡単に心を開いてくれないが、エステルの根気強く接することにより、徐々に心を開いていき、エステルを中心に〈ゼータ〉がパーティーとして成り立っていく様子が素晴らしい。

 〈ゼータ〉のメンバーはクセが強いものの、個人としての能力はかなりのもので、次々と強力な敵を打ち倒していくのは見所である。

 そしてエステルの功績はこれだけではない。〈ゼータ〉とは異なるパーティーにおいてもメンバー間の関係性を良くしたり、最果ての荒れた街でも八面六臂の活躍をする。エステルって一体何者……!?

★★★ Excellent!!!

自分には何も出来ないんだ。
自分には何の才能もないんだ。

そう思い込んでいる人にこそ、
この作品を読んでほしいです。


自分の才能ってなんだろう。
自分には何が出来るんだろう。

そう思う事が誰にでもあると
思います。
この物語の主人公、エステル
ちゃんも例外ではありません。

簡単な事務作業もミスするし
がんばった、上手くやれたと
思ったところで、それは社会
では出来て当たり前の事で。
なんなら、それすら失敗する
こともあるくらいで。

そんな彼女が、クセも強いが
本当に強い、いわゆる天才や
才能人、超人たちをまとめる
リーダーとして奔走する中で
感じていたのは「己の無力さ」
でした。

彼女は悩みます。
こんな自分でも何か、出来る
ことがあるのだろうか?と。


自分ができることを「才能」
とするならば。

才能は、誰かのために自分は
何が出来るのかを考える事で
見えてくるものなのかもしれ
ません。

だから、自分一人で見つける
のはとても難しい。


思い悩むあなたに、エステル
ちゃんは、きっと力を貸して
くれます。


思い悩むあなたが、どれだけ
素晴らしいかを教えてくれる、
そんな強くて優しい物語です。

★★★ Excellent!!!

誰もが認める英雄を兄に持つ、女性主人公が管理を言い渡されたのは…いわゆるはぐれ者達だった。

様々な理由はあれど忌避された人達。

だが、読み手は引き込まれるだろう。

その個性豊かなはぐれ者達の背景に。

全く関係性の無かった者達がその主人公によって変わっていく関係性に。


一人によって救われる者たちがいる。

切なくも激しい、美しい世界の物語、是非、お読み頂きたい。

★★★ Excellent!!!

本作は麻薬級の中毒性があります。常に最新話まで読み進めている私ですが、次のお話が読みたくて1日すら待てなくなりました。

タイトルから忌避される方もいるかもしれませんが、とにかく第1章を読んでみてください。なに、1章は全4話しかありませんから。さくっと読めます。でも、そのサクサクっぷりが本作の武器のひとつなのです。

お手軽なのにしっかりと内容があって、すぐに次が読みたくなってしまうことでしょう。現にこの中毒症状は沢山の読者さんから報告されています。2話くらい読もうかな〜と思ったら10話読んでました、いつのまに!?(呆然)

次に紹介したいのがキャラクター。この作品本当に凄くて、第一部では1章ごとに、パーティのメンバーたち1人1人にスポットライトがあてられるのですが、おかげさまで第一部が終わる頃には全員の虜になっているんですよ、いつのまに!?(愕然)

ちなみに私は推しが1人に絞れないです、本当に全員いいんですよこれが。マジで皆さんと推し語りしたいんで、ぜひ皆様第1章だけでも読んでみてください。気づいたら最新話まで読んでますから、いつのまに!?(唖然)

★★★ Excellent!!!

このレビューは『#11 白と黒 ひめごと』まで読んだ段階で書きました。
地の文が一人称かつ内心の言葉を含んでいて、
私とは文化圏が大きく異なるので、
まずは私が楽しめるかどうか確認しよう。
そう思っていたら、
いつのまにか楽しめてしまいました。

 初めは同時に登場する人物が少なく、
各登場人物の特徴を伝えてから追加していきます。
この書き方のおかげで、
多人数での会話のそれぞれが誰の言葉なのかわかる。
優れています。

 作中の人物たちも、
こんな心境で取り込まれていそうです。

★★★ Excellent!!!

 一部終わりまで読破しました。
 この作品は非常に読みやすい文体のなかで個性豊かな(ありがちな設定に留まらない)キャラクターたちが縦横無尽に活躍します。
 また、作者の技量が高いため、各章ごとに物語の焦点がしっかりと絞られており、かつ章横断的に伏線が張られているために、この決して単純ではない複層的な物語の真髄を無理なく読者に読ませ、伝えることができています。「キャラ萌えしてギャグに笑っていたと思ったら話もすんなり理解できていた!! 何のことだか(ry」というやつです。
 加えて、主人公の能力自体をここまで抑えて上手く話を回すのはとてもすごいことだと思います。こういった設定に妥協しない挑戦的な話は私は好きです。
 ところで、私はロゼール党員に所属することになったのですが、男性ならレオニードさんのノリが好きです。各魅力的なキャラクター見せやパーティー結成が完了したところまでで第一部が終わったので、ここからどう物語が発展し、終わるのか、その旅路をひっそりと見守らせて頂こうと思います。
 

★★★ Excellent!!!

タイトル通り、追放者――お払い箱にされた人たちが集められたパーティの話です。

そんなパーティのリーダーを主人公であるエステルという少女が務めるわけですが、個性的なパーティの面々をどうやってまとめていくのか、注目すべき物語です。

また、登場人物の特徴の描写が分かりやすいので、もの凄く読みやすいです!

ファンタジー作品が好きな人にはオススメの一作です!

★★★ Excellent!!!

この作品を一言で評するなら、上記レビュータイトルの通りです。
別の言い方をするなら、『読者の求めているものがそこにある』でしょうか。

まず、分かりやすさ・読みやすさ。
この作品は、文体も構成も、非常に明快に書かれております。「読みにくくて辛い」なんてことは一切起こらず、ストレスなく物語を楽しめるでしょう。

第二に、キャラクター性。
登場人物が多い本作ですが、それぞれかなりキャラが立っており、魅力に溢れております。恐らくどなたでも推しキャラを作ることが出来るでしょう。また、個々のキャラクター性だけでなく、キャラクター同士の関係もうまく描かれており、1+1を100にするような、そんな読み応えがあります。
そして何より、この点についても上述の『分かりやすさ』が発揮されております。「キャラクターが多くてごちゃごちゃしてる!」なんてことは全くなく、むしろたくさんのキャラクターの個性が、この作品を魅力的に仕上げています。

最後に、王道と意外性。この2つの使い分けが抜群に上手いです。
作品を読んでいると、「多分こういうキャラクターなんだろうな」「こういう展開なんだろうな」と思うことはあるかと思われます。いわゆる、定番・王道と言われるものですね。これがあることで、読者はある程度次の展開を予想することが出来ます。再三言いますが、『分かりやすさ』に繋がるものです。この作品にも、そのような要素は見られます。
ただ、この作品はそこで終わらせません。読者が『ある程度』予想していた王道を、上手い具合に裏切ります。この意外性が良いスパイスとなって、キャラクター、そして物語を彩ります。『分かりやすさ』のための王道、『面白さ』のための意外性、この二つの使い分けがべらぼうに上手いです。

総評すると、読者のための『分かりやすさ』、『面白さ』があり、そして魅力的なたくさんのキャラクターがいる、というとこ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

あぁ、面白い。
それがこの作品を読んだ後の感想として、一番しっくりきた。

この世界では、各々の勇者達がパーティーを組んでクエストや依頼をクリアしていく。
しかし勇者と言っても、その全てが聖人のような行いや経歴を持っている訳ではない。
――いわゆる「はみ出し者」
それをまとめて規格外のパーティーを率いる事となった少女。それがこの物語の主人公だ。

軽快な一人称視点で語られる物語は、一話一話がほどよいリズムで繋がれている。
段々と曲者達と打ち解けていく様は、読み進めていく上で非常に心地が良い。

くすっと笑える場面、くどくない戦闘描写、どれも中々に作者のセンスの高さが伺える。


最後になるが、改めて言う事にしよう。

この作品は面白い。

★★★ Excellent!!!

 実力はあるが、各々問題があってはみ出し者になってしまったメンバーを、戦闘力はないが人をつなぎとめる能力に長けた主人公がリーダーとして引っ張り引っ張られという構図自体は、主流でなくとも珍しいものではないかもしれません。
 しかし、各キャラクターがしっかり立ったうえで、違和感なく紹介パート、和解パート、と読み進めていけるのは作者様の実力あってのものだと感じました。
 問題点に直面した最新話から、どう立ち直り、各自の成長がみられるのかなどがこれから楽しみな作品です!

★★★ Excellent!!!

大概こういう登場人物沢山な小説を読むと、処理ができなくて眠くなったりブラウザバックしたりする。
けれどこの小説ではそんなことはあり得ません。

魅力的で濃いキャラクターが、貴方を掴んで離さないでしょう。

剣と魔法のファンタジー、でも少しダークな雰囲気も楽しみたい。
そんな人にピッタリです!

★★★ Excellent!!!

あらすじを読むとつい、
「メンバーが多いと名前を覚えたりするのに苦労するんだよなぁ」
と気が滅入ってしまう私でもすらすらと読めました。

むしろ読みやすすぎて、
「え? もう終わり?」
と思ってしまうでしょう。



話として面白く、読みやすく、キャラもしっかり立っている。

傑作です。

★★★ Excellent!!!

フォローいただいたご縁でこの物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

本作は実力は折り紙付きだが色々と問題のある人物達を、落ちこぼれの主人公の少女が必死にまとめようとしていく物語です。
彼女が彼らにぶつかり、そして人と人としてやり取りをしています。そのやり取りが丁寧なので、あっさり仲良くなるのではなく、互いに少しずつ歩み寄る様子が良く解ります。
まあ一癖も二癖もある彼らなので、一筋縄ではいかず、かなり時間もかかるかもしれません。だからこそ、今後の物語でどう関わっていくのか。彼らの関係性がどう進んでいくのかという楽しみを持って、読んでいくことができました。

まだ序盤であるこの物語ですが、続きを楽しみにしております。
他の皆さまも是非読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

2021年1月8日時点の最新話までを読んでの感想となります。

面白かったです。とても。
作品は戦闘能力なしの事務系少女の一人称で描かれています。
私は、いわゆる俺ツェー系の一人称を好みません。
主人公が、俺が俺がと主張し過ぎてうるさくて気に障るからです。

しかしながら、この作品はいわゆる〝普通〟の少女の視点を通して、個性が強い最凶パーティーのメンバーや戦闘シーンを描いているので、一人称のメリットである少女の繊細な心理描写を描きながら、まるで三人称のように少女が外部の語り手として、物語を語ることに成功しています。
もし、最凶パーティーのうちの一人が主人公で語り手であったのならば、このような心地良い読後感は得られないでしょう。

また、語り手である少女は、家族の「とある事情」を抱えており、家族との思い出の台詞を引用した少女の台詞には胸が熱くなりました。
ついつい応援したくなる主人公です。

まだ物語としては序盤で、これからパーティーとしての絆を強めていくといったところですが、今後彼らがどのような絆を結び、世界を救っていくのか、ぜひ応援していきたいと思います。