涙色のホシ

涙の数だけホシがある

歯を食いしばった僕に

君はそう言った


世の中にどれだけの涙の種類があるかな

悲しみ、喜び、幸せ

数えきれないほどにあるだろう

時には泣きたくなくて

我慢することもあるけど

見てみたいとは思わないか

涙色の満天のホシ

たとえ濁っていたとしても

その心を入れ替えるために

涙を流すのだから

汚い涙の色なんてないさ

思い切り一度泣いてみよう

心の奥がきれいになって

気分が晴れてゆくから

重荷に感じてたことでも

なんてことないって思えるからさ

感情なんて自分では操れないんだから

外に出して爆発させてみようよ


涙の数だけホシがある

濁っても澄んでもすべてが心だから

正直にたまってるもの吐き出せば

君にしか見えない涙色に染まった

満天のホシに出会えるだろう

泣きたくなったら夜空を見上げて

幾千もの涙色のホシを見て泣き叫べ

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