それを愛と呼べず

 いつまでもそれを愛と呼べず

 素直になれない僕の隣から

 いつしか君の影は消えていた


 ずっとそばにいることが当たり前で

 そのことを幸せと感じてなくて

 いつしかそんな僕の言葉を聞く人はいなくなってた

 ずっと隣にいることが僕の永遠だと思い込んで

 その時の状況を変えようとしてなかった

 君の隣にいることで

 心は温かくなるけど

 それが日常となってしまえば

 なにもしようとしなくなってたから

 いつまでもそれを愛と呼べず

 素直になれない僕の隣から

 いつしか君の影は消えていた Ah...

 当たり前だと思ってたその日常が

 なくなった今思うことは

 ただ「僕のせいなんだ」ということだけ


 素直な気持ち聞いたことなくて

 ずっと不安に思う私

 いつまでも一緒にいられることはないのに

 ずっとあなたと時を過ごしてたいけど

 そんなことはできるはずなくて

 いつまでもその二文字は聞くことなく散ってしまった

 私の人生はこれで終わりですか?

 あなたの気持ちを聞くことがないまま

 忘れ去る存在になりますか?

 私の心じゃ足りませんでしたか?

 いつまでもその心にいることはできますか


 お互いの気持ち知ることができずに

 蝋燭いのちひかりは色を失う

 どこまでも続く長い道を進みながら

「残されても伝えることができないじゃないか」

 座り込んで嘆いた誰かが

 そっと暗闇の中に消えていった

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