ダイキライ

ダイキライだ ダイキライだ

君のことも僕自身も

ダイキライだ 醜いんだ

構わないでくれ


その姿見るたびに

僕の心は黒くなる

そんなことを見せたくなくて

仮面をかぶるんだ

君のこと考えるほど

キライが積もっていく

そんな僕は自分のことが醜くて仕方ないんだ

笑顔を見るほどすべて消し去りたくなるんだ

僕の方を見ないでくれ

心の中で叫んでた

意味ないなんてわかってんだでも

今君を見ると

この世から消したくなって

暗闇に落ちるんだ

僕のことすべて知った君だから


君と初めて会ったときに

思い出したんだ

そっくりな顔した自分の母のことを

僕がまだ悪魔のとき

君にそっくりな母が消されてしまった

出会った君とは運命で繋がっていたはずなんだ

母のカタキを取ってやる

そのときが今なのさ

思ったのに体が動かない

その笑顔向けられたら

ダイキライだ 醜いんだ

なのになにもできないんだ


その姿だけは生きててほしいんだ

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