White Poinsettia(ホワイト ポインセチア)

ホワイトポインセチア。
作品名となっているかの花が、この物語の鍵。

主人公セチアは、最愛の人の体が縮んでしまったのを知り愕然とします。
その原因は、どうやらとある存在の『悪戯』らしく……？

聖夜の夜ではないものの、不思議に揺れ咲くホワイトポインセチア。
かの花が導くのは、謎の解明かもしくは？

優しく、あたたかな空気が流れ続ける作品です。
短いながらも、不思議な世界に浸りたい方にオススメ。

これを言ったら元も子もないけど、異世界なのにクリスマスとはどういう事なんでしょう？　もしかしてちょっとだけ違う地球、つまり並行世界的な異世界という事なんでしょうか？

その辺りがちょっとだけ気になったけど、お話としては綺麗で良い話だったと思います。

　魔法使いが出てくるお話。クリスマス自体が幻想的なイメージのある日なので、とても合っていると思う。番外編という事なので、本編も併せるともっと楽しめ理解が深まるのかなと感じた。
　だが、この短編だけでは分らないという事ではない。登場人物が普段どんな人で、主人公と普段どんなやり取りをしているのかも、きちんと話の流れの中で分かるようになっている。魔法のある世界であるという世界観は、窓から人が入ってきたりすることで、表されていると思う。この物語は、ちょっと困った事態になってしまい、それを解決するために、主人公がその手立てを探すというストーリー。
　
　大切だからこそ、大切な人の為に勇気を使うというの…続きを読む

聖夜以外でも読める作品。