そのカウンセラーの言葉は、ウソか、マコトか――

その存在すら、虚実のどちらかが分からないカウンセラー、ウロマ。
彼のカウンセリング・ルームに招かれるのは、彼が『診られる』人だけ。
『診られる』のは、行き場のない病、人と人とのしがらみ、故人の秘密、視界に跳梁する黒猫……等々。
こんな悩みが解けるのか? しかもこんなやり方で大丈夫なのか?
そう思いつつも、読み進んでいくと……唸らされてしまいます。
読者も気がついたら陥れられているかもしれません。

その名にたがわぬ、ライトミステリの逸品です!

その他のおすすめレビュー

四谷軒さんの他のおすすめレビュー2,371