夢見里 龍 -ゆめみし りゅう- と申します。 美しいものと暗い物語が好きです。その闇の根底にある、僅かな幸福や細やかな光に惹かれます。物語を読み、物語を書く…
山がざわつく。その言葉だけで、不穏な空気が呼び覚まされる。そして、現れるアイパッチをつけたおじいさん。怪しさしかない。*忠告* 合意書は、内容をよく理解してからサインしましょう。
山岳文学の一峰に連なる作品。陳腐な言い種かもしれないが、なるほど、主人公は山でしか生きていけないだろう。まあ、山火事には注意した方が良いとは思う。 さておき、『敵』の雄大さに感心した。舞台は現代…続きを読む
白鯨に似たタイトルだが、書き出しが「わたしのことはイシュマエルと呼んでくれ」ではなく「僕は友達がいない」友達がいないので名前も読んでもらえない、名無しの主人公なのだ。余計な描写はない。簡潔。ス…続きを読む
情景が浮かんでくる、豊かな雪山の描写。そして語られる、謎の怪異『白山鯨』。短編ながら小気味よく進む物語は、一瞬で読み進めてしまいそう。やがて後半、窮地に陥った主人公を突き動かすのは、まさか…続きを読む
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