絶妙のエンターテインメント文学

希薄な人間関係を好む主人公が老人と組む。二人の出会いまでは若干、硬い印象を醸すストーリーは後半、ダイナミックに「娯楽」に切り替わります。全体を通して硬軟、押し引き、強弱、等のブレンド具合が高度で非常に魅力ある文章ともなっています。文字の密度が高くはありますが、それを感じさせない面白さ、楽しさ、スピード感があるので万人にお薦めです。

その他のおすすめレビュー

七紙野くにさんの他のおすすめレビュー833