第3部からが本番だ!

とはいえ第一部と第二部を読まないと何が書いてあるのかさっぱりわからなくなるので、当然だが460話ほど苦悩の時間(笑)を味合わないといけない。

いや、面白いんですけどね?事前の知識としては、第1部で起こったことは全て第3部で解決される(どう解決されるかすらいうと完全にネタバレどころか読む気を失うレベルの損失になる)ので、苦手でも頑張って読み通してください、と言わざるをえない。これを知ったところで第3部から読み始めてもワケワカメであることは先に言っておこう。

あまり自己投影しすぎないことが一部を読み通すコツです(爆)

物語としては少しゲームのテキストと同じような傾向があり、しかしゲームだとフレーバーテキストは物語のサブの要素として閲覧で確かめる程度であとは操作しながらキャラの特性を活かす方法を覚えて使うのに対し、小説だと同じ地の文でひたすら説明しながらその戦いを描写することになる。

感覚的にはファイナルファンタジーⅩ以降のストーリーをフレーバーテキスト含めて全部地の文で読んでいるような気分でした。縦書きならもっとスッと入ったんだろうな〜と思いながら読んでました。

個人的には日本に帰ってからのアフターも書いて欲しいですね。それで一つの作品になってしまいそうなくらい、そして敬一くんはそもそも生き延びることができるがデッドオアアライブな作品に……うん!本当になりそうだなw

2部の途中で脱落者が多い(イイネの数が減ってしまっている)のは多分多くがリアルタイムだったからではないかと思う。だがこの作品はカタルシスが最後に解消される作品なので、どうしても最後まで読まないとその真の力が発揮されない。ので脱落した方々もぜひ最後まで読み直して欲しいと思う。ぶっちゃけ一部の途中で一回離脱したあと2年放置していた自分がこうして書いているのだがら少しは説得力もあるだろう……!(単に忙しくて読んでる暇がなかっただけですがw)

ちなみに2部あたりまでで途中で放棄すると、多分頭に残らず最初から読み直す罰が待っています泣カタルシスが起こると頭の中でキャラが輝き記憶に残るのは全小説の共通事項ですからね……裏を返すと2部までの話では絶対スッキリせんのですよ。実際250話あたりから最後まで、ほぼ一切のコメントをせずにただただ黙々と読んでましたからね……いや、それでいいんですよ、小説って本来、作者様と対話しながら読むのではなく、読んだ自分と対話しながら読むものなんですから。

なんにせよものすごい力作でありかつカクヨムのシステムにあまり合わない作品でもある(当たり前なのだが、カクヨムで上位に来るためには瞬間最大風速を保ち続けないといけない。つまり、物語全体の大きな谷が作れない。おそらく全ての作家が悩み、そして最終的にそれに執着するか完全に無視するかの二択に迫られる。長編は当たり前だが後者を選択する以外の余地はない。故に前半の読者が離れても再ウェーブが起こるような仕掛けを作るか、それともそのまま最後まで書くかの二択が再び訪れれる。どちらにせよ面白いと自分が信じた通りに書くしかない。)のですが、完結している今なら暇さえあれば読み終わるまで中毒性がある作品であるので、必ず最後まで楽しめると思います。

楽しく読ませていただきました。ありがとうございます😊✨✨✨

その他のおすすめレビュー

@TaKeBoNnEさんの他のおすすめレビュー45