果たして理想郷は考え抜いた先にあるのだろうか

ご縁がありこの物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

とある御伽話が語られ、そして少年と少女の二人が貧しい村で畑を耕しているところから始まる物語。そんな生活が当たり前になりつつあったある日、少女は夢を見ます。まるで何かを暗示させるような夢を見たあと、ある事件がきっかけで彼らは真実を知り、それぞれの旅に出ることになります。

作中では出来事やキャラクター達の言葉、そしてやり取りから、多くのことを投げかけられます。キャッチコピーにもありますが、大切なのは考えること。そして一面的ではなく、様々な視点から物事を見ることであると思います。あれは悪いことかもしれないが、実はそれだけではない。簡単に口には出せるけど、それって結局はなんなのか。
考えることの大切さ、そしてその難しさを随所で感じました。

二人の視点で物語は進んでいき、現在までの更新分では少女の方で驚きの展開が待っております。続きはもちろん本編で。

良いテンポで進んでいくストーリーを楽しみつつ、たまにちょっと立ち止まって考えてみるこの物語。
他の皆様も是非読んでみてください。

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