粒の一つなるも

 風に吹かれて飛ぶような、そんなはかない人生を送ってきた主人公。そのすりきれた心情は察するに余りある。
 魂がいけと叫ぶのならばいけ。そんな言葉を噛みしめたくなる、苦味走りつつも明日への希望を高らかにうたい上げている。
 詳細本作。

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