虫が集まり蟲に、会意は怪異に

町中はもちろん、家でも見かける虫。
はたして彼らに、恨みや憎しみを抱く心があるのかは、定かではありません。ですが、感情を持ち想像できる人間は「それ」を自身の中で膨らませる場面がありますね。
善行を受けた虫から、ひょっとしたら救いがあるのでは?
もしくは、自分の悪行の先に待つ、虫がもたらす未来は、と……。

本作を読んでもし「視線」を感じたら、そこには異様の蟲がいるのかもしれません。

その他のおすすめレビュー

このはりとさんの他のおすすめレビュー87