概要
運命というストーリーはミステリー♪
☆カクヨムWeb小説短編賞2020
『短編佳作』に選ばれました。
いじめられっ子の私が、最高にかっこいいアイドルから告白されたよ?
地味でドジな女の子が手に入れたハッピーな日々と、誰にも言えなかった秘密とは。
(どんでん返しあります)
『短編佳作』に選ばれました。
いじめられっ子の私が、最高にかっこいいアイドルから告白されたよ?
地味でドジな女の子が手に入れたハッピーな日々と、誰にも言えなかった秘密とは。
(どんでん返しあります)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!左右の境界を越えて、少女は輝く
左と右の違いがとっさに判断できない。
主人公の少女・遥香は、左右認識の失調により、幼少のころから自身が他者より劣っていると思っていました。左と右の区別。たったそれだけ、けれど、彼女にとっての「たったそれだけ」は、あらゆるものごとがうまくできない原因となったのです。
父母の敷いたレールにのり、芸能学校に通う遥香。そこで彼女は、まばゆく輝く“彼”と運命的な出会いを果たします。彼に見出された、闇の中にまたたく光。恋する心によって覚醒した彼女がもたらす幸せとは──。
他者にできることが、私にはできない。
けれど、他者にはできない、私にしかできないことがある。
他の誰でもない、自分に誇れるささやかな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!まるでピアノ曲。右手に刻まれた深い悩みと、2人が奏でる繊細なメロディ。
コンサートホールの舞台上で、グランドピアノをかき鳴らすような
アップダウンと深みに満ちた物語でした。
ピアノ、手、ダンス。右手の目印。
タイトルの「曖昧」の意味。ぜんぶが1つのラインにキレイに乗っていたことが
あとになって分かるのがよかったです。
物語中盤に彼が言う
『河名さん。右手の甲……水性ボールペンはダメだよ。せっかくのホクロが消えかけてる』
から流れが一気に加速。面白い。
個人的には、ここから始まってもミステリぽくて、よかったかな、なんて思いました。
みにくいアヒルの子、の伏線回収も素敵でした。絵になります。