おれの脳内に存在する異世界を釘バットで征服します

徹夜の連続で異世界ファンタジー小説を書き上げた、おれ。

完成した、というところまでは憶えていたが、そのあとの記憶がなく、気がつけば、おれはその小説世界の冒頭の場所にいた。

自らが創り出した世界で、自ら創り出したキャラクターと出会うが、小説とは異なる筋書きに戸惑う。

リアル世界で、おれになにがあったのかわからないまま、なぜか釘バットをたずさえて、半強制的に冒険の旅にでる。
虚構だとわかっているこの世界にあって、おれのとるべき行動と、その先にあるものとは……。