概要
おいしい御斎を召し上がれ、それが死者への手向けです。
鳥囲岬(とりいみさき)は内定がどれもこれも決まらず、意気消沈して家の近所を彷徨いていた。 黒いカナリアに導かれて見知らぬ通りに出たところ、一枚の正社員募集の張り紙を見つける。 「メモリアル田貫」 葬儀社の社長、田貫に見初められてあれよあれよといううちに入社が決まった。 メモリアル田貫で、御斎専門の仕出し屋、坂本夜見(さかもとよみ)と出会う。 故人と残された家族たちに手向けられる御斎で、この世で迷った魂を、あの世に導く手助けをすることになる。 ※不定期に連載します
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