概要
骨董品の鏡が突然輝き出して、曇った鏡面の向こうにぼんやりと人影が現れた
伯爵令嬢ユリア・ラフロイは美貌の公爵アンドリュー・グリアスンに見初められる形で婚約者となった。ところがアンドリューはいつも仏頂面で、話を振ってものってこないし、プレゼントはどれもユリアに似合わないものばかり。本当に自分のことが好きなのか、疑わしく思えるほどである。
そんなある日、兄にもらった骨董品の鏡が突然輝き出して、曇った鏡面の向こうにぼんやりと人影が現れた。人影はどうやら男性らしく、ユリアに「婚約者にどう接していいか分からなくて悩んでいるので、女性視点からアドバイスが欲しい」と相談をもちかけてきたのだが?!
そんなある日、兄にもらった骨董品の鏡が突然輝き出して、曇った鏡面の向こうにぼんやりと人影が現れた。人影はどうやら男性らしく、ユリアに「婚約者にどう接していいか分からなくて悩んでいるので、女性視点からアドバイスが欲しい」と相談をもちかけてきたのだが?!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!婚約破棄モノの韻を踏んだ良質なラブコメ
嫌われたくなくて良い顔をしたり恰好を付けていた婚約者同士が、魔法の鏡が切欠で少しずつ、ちょっと探るように本音を伝え合って蟠りを解消するテンプレートなお話です。
しかしどちらも気持ち良いくらいに成長する姿勢を見せてくれるため、ストレスなく最後まで楽しめました。特に主人公が耳年増のようにズバッと爽快なアドバイスをした後、ふと己の行動を顧みて偉そうに言ったけども自分もちゃんとしなければ、と思い直すシーンは身につまされます。誰だって偉そうに言っていてもいざ自分の事となると臆病になる…あるある。
所謂婚約破棄ものの韻を踏んでいるためするするっと物語が入ってくるのも◎
多作品もそうですが、無駄に引き延ば…続きを読む