この物語こそ「宇宙」だ。

 この作者さんの物語はどれも凄いんですけど、今回のお話もまた凄いレベルのものとなっていました。
 地元で有名なカレー屋に、男が二人。とある目的を持って入ってきたのですが、そこで出会ったのはブタの貯金箱。しかもこいつ、喋れるんです。
 二人の目的は? そしてブタの貯金箱はなぜ話せるのか? お話の結末は──?

 この時点でもう面白いんですが、この物語は全ての物事が完璧に配置されていて、まったく隙がない。いやはや、その手腕に脱帽です。

 ぜひともみなさんにも読んでいただきたい! 短くも濃密なこのお話を、ぜひご賞味あれ!

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