概要
雨が降るのはいつも私のせい。だって、私は雨女だから。
★★★「5分で読書」短編小説コンテスト参加作品★★★
雨海 雫(あまみ しずく)は、その名前が示す通りの雨女。
小さい頃から降って欲しくないときに限って雨が降った。
自分が何もかも台無しにしている気がした。自分の名前が嫌いだった。
ただ、いつも思っていた――絶対に負けたくないと。運命に抗ってやると。
これは、高校一年生の雫が届かぬ思いを馳せる物語。
そして、そんな一途な思いが彼女を幸せに導く物語。
よろしければ、五分間お付き合いください<(_ _)>
雨海 雫(あまみ しずく)は、その名前が示す通りの雨女。
小さい頃から降って欲しくないときに限って雨が降った。
自分が何もかも台無しにしている気がした。自分の名前が嫌いだった。
ただ、いつも思っていた――絶対に負けたくないと。運命に抗ってやると。
これは、高校一年生の雫が届かぬ思いを馳せる物語。
そして、そんな一途な思いが彼女を幸せに導く物語。
よろしければ、五分間お付き合いください<(_ _)>
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どこが心に残るのか?
RAYさんの『雨女の見た青空』を読んだ後で、なぜ心に残ったのかと考えました。
もちろん文章力もあるでしょう。舞台装置やキャラクター、ストーリーの構成や展開もとても良いですし、素敵です。
だけど、なんとなくどこが心に残るのか考えながら繰り返し読んでいると、この物語が、人が弱点を克服する瞬間を捉えた物語だからなのではないのか? と思いました。
さまざまな物語がありますが、古典の中にも人が変わる瞬間を描いている物がある。不思議の国のアリスも、オズの魔法使いも、シンデレラも、少女達の成長や変わる瞬間を描いている。そして、今でも僕の心に残っている。
やはり人が弱点を克服する瞬間はいい。
おす…続きを読む - ★★★ Excellent!!!雨の後は上天気
天からの恵みである雨は、自然や人に潤いを与えるが、時として人を苦しめることもある。雨女と呼ばれる所以はそこにあるのかもしれません。雨女と感じて涙を流し耐え忍んでいれば、涙を拭ってくれる人が必ず現れるもの。その出会いは何気ないきっかけから始まります。それは雨女の運命を変える転換の出来事だとも言えます。拝読していて、心が和んで雨雲が晴れる様が浮かんでいました。
それは物語が素敵な情景と言葉遊びの数々で彩られており、読み手に感動を与え、優しい温もりに包まれるからでしょう。
おススメする本作品、きっと読了するまではギミックの数々で読み手の目を奪い続けるでしょう。
そして雨とは必ずしも、水滴とは限りま…続きを読む