──走れ。誰よりも速く。

 同じプロットで別々の作者さんが物語を書く企画「筆致は物語を超えるか」。
 今回はこの企画の主催者さんの作品です。
 いろんな「空を走る」という物語の中で、このお話はプロットに対する答えが「ものすごくストレート」。
 それゆえに難しいと思うのですが、やはりこの作者さんは只者ではありませんでした。
 とにかく読んで欲しい、そう素直に思える作品です。

 読めばきっとあなたも、スターティングブロックに足を掛けている、そんなきもちになれると思います。

 夏の暑さと風の速さ。
 それを感じられる傑作です!

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