生と死の狭間にいるからこそ旅は美しく色鮮やかだ

 主人公は殺し屋。常に生と死を見つめながら生きています。
 だからこそ、彼の考え方は深くて時に新鮮です。
 そんな彼が仕事で訪れたトルコ。
 美味しい物を食べて美しい景観に佇み、可愛い土産物を買う。
 死と隣り合わせだからこそ、鮮烈に感じる人々の日常。
 トルコと言う歴史深い地で連綿と続く文化、習慣などを肌で感じていることが、読者にも臨場感たっぷりに伝わってきます。
 一緒にトルコに行けたような気持ちになれますよ。
 魅力的な旅物語。お勧めです。
 
 他にもブラジル、マレーシア編もあるので、お気に入りの国を見つける楽しみもありますね。

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