概要
完全デジタルな情報伝達社会で自らの手で書き出す文字への想いを彼女は語る
2XXX年。「文字を書く」=「文字を打つ」と同義になり、識字率の読み書きの「書く」は媒体に文字を入力する能力として認識され始めた社会で、平凡な大学生の兼城然仁(かねきなりひと)は、自らの手で文字を綴る筆山想(ふでやまそう)に興味を持つ。
自らの手で文字を書くことの意味とは何か―。
利便性で溢れたこの社会で、利便性と引き換えに兼城が失っていたものが彼女との出会いによって浮き上がっていく。
近い未来起こりうるかもしれない非日常とも言い難い日常へ。
自らの手で文字を書くことの意味とは何か―。
利便性で溢れたこの社会で、利便性と引き換えに兼城が失っていたものが彼女との出会いによって浮き上がっていく。
近い未来起こりうるかもしれない非日常とも言い難い日常へ。
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