2022年6月から小説を書き始めました。 基本のジャンルはホラーと人間ドラマです。 作り話の中に「本物」と「本当」を。 この度、KADOKAWA、富士見L…
丁寧な描写で、違和感なくストレートに入ってくる言葉遣いは美しさすら感じます。心情や風景の遷移は、頭の中にそのシーンが浮かぶほど。蛍の光と人の心を繋ぎ合わせた描写は圧巻でした。
子供の頃に見た蛍は、光を出す時間は短くとも、少しだけ休んでまた光って。子供の頃に光っていた主人公は、年を経るごとに変わりゆく影絵のような町の中で少しだけ休んで、でもなかなか光に気がついてもらえな…続きを読む
子供の頃に見た、一匹の蛍。儚げに光る、息を吹きかけたら消えてしまいそうな蛍。変わりゆく武蔵野に一人取り残される主人公は、自分をその蛍と重ねてしまう。そんな時、孫を連れて戻ってきた娘。不安…続きを読む
ちょうど梅雨時に目にしましたこちらの作品は、このところずっしりとしてたり起伏の激しい物語ばかり読んでいた私には、久しぶりに出会ったすっと心に染み入るお話です。幼い頃に見た蛍の光の記憶から綴られる…続きを読む
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