主人公の心情をきめ細かくすくいとった快作。雪の舞台効果をフルに駆使し、猫を使った演出もバランスが取れていていい。主人公の夫がうまく隠し味になっているのも読みどころ。 必読本作。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
なんとまとめたらいいのか分からない微妙な関係性の二人の間の空気感を、雪というモチーフを非常に上手く使って、描ききっています。そして後半の解釈次第で、物語は全く別の顔を見せる、まさに構成の為せる妙で…続きを読む
素敵な旦那様と結婚した美冬。雪の夜に、疎遠だった幼なじみが訪ねてきて……ゆあん様の筆致企画の作品。同じ粗筋でも、作者様によって物語が違ってくるのが面白いです。この作品は、人間ドラマに厚みがあり…続きを読む
旅立つ幼なじみを遠くから見送るという共通プロットから執筆する企画の参加作です。全編シリアスですが、地に足のついた描写で自然と物語の世界に引きこまれます。 幼かった日のすれ違い。過去の想い。現在…続きを読む
秋人と美冬の会話は、とても楽しく読めて、面白かったです。そして美しく、猫が可愛らしく、不思議な作品でした。過去を思い出し、泣いたりもしましたが、心が癒され、浄化されるような作品でした。前か…続きを読む
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