地味で、人見知りで、ぼっちの和子。そんな彼女が想いを寄せるのは、通っている高校の国語教師、橘先生でした。いつもその人のことを考えて、共通点を見つけると嬉しくなる。そんな些細な事に幸せを感じるのも、恋をしている故なのでしょうね。もちろん、先生相手の恋なんて難しいでしょうし、そもそも先生が気持ちに気付いてくれるかすらも分からない。ですがそれでも、止める事のできない恋心。ドキドキする和子の気持ちに引っ張られ、いつの間にか読んでいるこっちまで胸が高鳴っていました。ピュアで美しい和子の恋模様、どうか見守ってあげてください。
クラスに馴染めない、ぼっちな高校生の女の子、相模和子。だけど学校が楽しくないかというと、そうではありません。だって大好きな先生がいるから。和子の語り口調が可愛くて、読んでいるとほっこりした気分に。生徒と先生の恋は難しい? でも、夢くらい見てもいいじゃないですか。恋する気持ちなんて、自分の意思では止められませんよ。苺のかき氷よりも甘い恋を、貫いてください。どんな結末になっても、恋する気持ちは尊いのです!
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