餃子を一緒に食べる仲って最高だ

二人の会話は噛み合いそうで噛み合わない。でもちゃんと通じ合っている。
バーバルコミュニケーションを囮にして、実はノンバーバルコミュニケーションで繋がり合っている。その会話から、ちょっとズレてるけれど微笑ましいキャラクターが描かれる。
読んでいて、そのリズムとテンポが小気味よくどんどん先に進み、読み終わるとほっこりする。
好きな人(しかもその距離のとり方もお互い独特!)と深夜に餃子を食べる物語というだけで、こんなに面白い小説を書けるなんて、なんということでしょう!

読んだ人は幸せな気分になり、そして必ず餃子が食べたくなります。

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