イマジナリー武蔵野

作者 江戸川台ルーペ

45

17人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

この作品のリズムに、わたしはすっかり躍らせれてしまいました。気付いたら、勝手に手足が動いて、頭を揺らしながら、楽しいステップを踏んでいました。ジャズのようでもあり、バッハのピアノ曲のようでもあり、太古の神へ捧げる舞踏曲のようでもあり、想像の世界の明るみから暗がりへ、暗がりから明るみへの往復をくり返す、素晴らしく音楽的な小説だと感じました。

★★ Very Good!!

(応援コメントとほぼ同じですが……)
前半は、「武蔵野」をテーマにした苦しみぬいた創作過程(笑)
中盤は、江戸川台ワールドに入って、妄想の「武蔵野駅」の目つきの悪い駅員や村上春樹的「妙齢女性の”耳”」が出てくる。
そして後半は、半ば創作を諦めたような流れに。
村上春樹印のふりかけを振り掛けつつ、結局何故か江戸川台ワールドで完結する。

こういう書き方もあるんだなーと感心しつつ、楽しく読ませていただきました!

★★★ Excellent!!!

「角川武蔵野文学賞」という牧歌的なフィールドに、あえて邪道オブ邪道で乗り込むその姿勢。そこまでして“書くのだ”という使命感にも似た強いエネルギーを感じる。
でもちゃんと読ませちゃうところが職人芸というか「こういう戦い方もできちゃうんですよ」という妙味を見せるあたりがすごい。

面白ければそれでいいじゃない。

自分のテリトリー外のところに出張っていくスタイル。
嫌いじゃないぜ。