概要
墓場軌道にいる。
軌道エレベーターの建造に端を発する宇宙戦争の時代。
対デブリ衛星の中枢AIであるボクは民間衛星の護衛を任される。宇宙人を探す旅に出るのだと息巻くAI「サイカ」に辟易するボク。そして二人を「狙って」やってくるデブリ――。
ボクは待っている。
暇を持て余しながら。
何にもないこの場所で。
ずっとボクは待っている。
対デブリ衛星の中枢AIであるボクは民間衛星の護衛を任される。宇宙人を探す旅に出るのだと息巻くAI「サイカ」に辟易するボク。そして二人を「狙って」やってくるデブリ――。
ボクは待っている。
暇を持て余しながら。
何にもないこの場所で。
ずっとボクは待っている。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!―― そこは墓場か、揺りかごか
全七話約一万文字の短編。するっと読めてうるっとくるSFです。普段SFを読まない方もぜひ!
主人公は、護衛対象のサイカに「ロボットみたいなAI」なんて揶揄される対デブリ衛星の中枢AI。
人工衛生をデブリから守るのが任務で、実はかなり掃討力高めのハイパーつよつよ。今回は民間の深宇宙探査機を守るのがお仕事。でした。
冒頭は突然廃棄された衛生のただよう墓場軌道から始まります。
はたして彼になにがあったのか。
彼はなにを待っているのか。
なぜ待つのか。
とにかくタグつけて応援メッセージが送りたくなります。
作者さんのキラリと光るセンスもお楽しみください!
美少女は出てきませんが!