人によっては嫌な気持ちになるかもしれないけれど、一瞬でも見えたもの、そこにあるように思えたものを描いてみたいと思っています。 思いつくままに書いた拙い文章です…
ほんの一瞬の時間旅行。それは、「ボク」の気持ちが合鍵という形でちゃんと残っていたからこそ、叶ったことかも知れません。5年前の夏季休暇に閉じ込められた友を解き放った魔法の言葉は、5年前のボクが言…続きを読む
上等なカクテルを味わったような読後感。 本作は、読み進める最中もさることながら読み終えたあとにこそ頭の中を駆け巡る響きに身を任せるべきであろう。 世間全体からすれば無力なはずの二人が、そして事…続きを読む
短い物語の中に、濃密な「生」が流れています。「生」のカタチはひとつではなく、死の影がより生きることを引き立たせていますが、それだけじゃないです。また、あらゆる場面や心理が美しい描写によって飾られ…続きを読む
主人公はソラという少年のピアノの音を聞くために、街路樹を抜ける。 ソラは主人公にとって、とても大切な存在だった。ピアノを弾くその手で、ナイフを弄び、手首にいくつもの傷を作る。ソラは学校はずっと休…続きを読む
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