魔法が売りだけどそれだけじゃなく

本作は魔法設定が細かく、Aという図形にBという文字をあわせて「魔法A-B」を起こす、といった具合に魔法という技術についてロジック的な説明をしています。主人公が少しずつ色々な魔法を覚えて成長していくのが魅力的ですが、その分設定説明が多くテンポはあまり良くないです。
ですが、キャラクターの内面的な葛藤や成長、予想外だったり熱い展開など、物語として完成度が高いので是非おすすめしたいと思います。
魔法設定を読む部分を重く感じたら、ピンと来なくても軽く読み進めて良いと思います。それでも作品の良さは損なわれないと思いますので。

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