たとえば、ひとつの物語が終わるときーⅠ

いろんな世界のいろんな存在がある限り、彼らの数だけ物語が在る。
人は時に――自分以外の誰かの物語(人生)を覗いたり手を加えて干渉したり、
はたまたイチから作り出そうとすることがある。
そうして一つが終焉を迎えた時、初めて解釈(感想)を口にする。
『あの人はいい人生を送った。』
『あの時にもっと、こうは出来なかったのだろうか。』
『あの人はきっと、ああ言いたかったのだろう。』
口にした人のうちの何人かは、新しい物語を作ろうとするかもしれない。
口にした人のうちの何人かは、新しい物語を覗こうとするかもしれない。
口にした人のうちの何人かは、自分の物語を見返すかもしれない。

昨日はこんな話。今日はこんな話。明日はこんな話。

自分の知る世界から外れた先は、本当に『空想』なんだろうか？
もしかした…続きを読む