ある日、大切な人がいなくなったら。その人が自分にとって精神的支柱だったら。 残念ながら私にはそういう人がいないのですが、片翼をもがれるような辛さは伝わってきました。
フロリダ生まれ浅草育ちです。おっさん。
言葉である歌を失った少女は、立ち入り禁止の屋上でヘッドフォンをはめて音に溺れる。けれど、その屋上の鍵はあってないようなもの。ヘッドフォンもノイズキャンセリングで外音を完全に遮断しているわけじゃな…続きを読む
とても優しい小説、読み終わった時に抱いた感想は意外とシンプルだった。それでも、心に残るのは長編を読み切ったかのように濃厚な熱。 この作者さんが書く世界はいつも寂しさの中に優しい暖かさを感じる。…続きを読む
高校屋上が舞台。ヘッドホンを耳にあてがい「わざと」ますます自分を孤に追い込む女子高生が一人。彼女が聞き耽るそれは『ただの流行の音楽』ではありませんでした。彼女にとって大切な……。そこに現れた…続きを読む
大切なものを失って校舎の屋上に独り居る律葉。そこに翼と名乗る後輩がやってくる。無遠慮に距離を詰めてくる翼は、実は……ある瞬間を生きたときに傍らにあった音楽は、その思い出が必要なときに再び心に現…続きを読む
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