空草 うつを(からくさうつを)と読みます。 目標は『切ないかもしれないけど読んだら前向きになれそうな優しい作品を書く』です、がんばります♪ ジャンル…
冒頭の数行で耽美な世界に引きこまれます。才能のある者だけが羅患する病。才能を栄養に木が育ち花を咲かせる。勝ち気で才能のある少女と、それに魅せられ仕える少年。舞台設定が決まりすぎていて、それだけでため…続きを読む
「それは、病というには美しすぎた。」この印象的な冒頭の一行から最後まで、徹頭徹尾やわらかで壮絶な美しさに包まれた作品です。音楽の才能に恵まれた娘・雛牡丹。彼女は身体から枝が生えてくるという奇妙…続きを読む
下働きであった僕は、病に侵された美しき娘、雛牡丹の花を詰む。二人だけの密やかな時間に糸切りはさみの音が響き、花が散る。病を持つ者と持たざる者。才ある者と才なき者。美しくも恐ろしい、病の行方は―…続きを読む
夢見里さんのうつくしい文章で紡がれる、才をきわめて芸に散った女性とその側仕えの物語。美にしろ芸にしろ、その道の神に愛されるということがどんなことか突きつけられるような、凄絶な描写に息を呑みました。…続きを読む
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